カプ系は真面目に関係なく書いています
でも知ってはいるので注意喚起はしておきます
ワスラン…かもしれません。
あと過呼吸の表現出ます、自己防衛を頼みます
ずんずんと進んでいく男とランス。
それの後ろに気づかれないよう付いていく。
赤いレッドカーペットが敷かれた床に
使われないからと灯されていない蝋燭
奥に進んでいくたびに暗くなっていく。
人気がないことが目に見えてわかった。
そして、格好の的であることも。
歩いてるくせに速すぎだろ…!
はぁはぁと切れた息を治す。
バレないよう簡単な隠蔽魔法を息切れしながらもかける。
ここから、どうする?
このまま突っ込んでもどうせ体格差的に抑えられる
そのまま三人で…なんてクソみてぇなことも有り得る
魔法…泥なら足止めできるか?
だが他の魔法を使うなら
隠蔽魔法は解かなきゃいけない。
その瞬間にバレたら?
何度も何度も問いかける
頭が真っ白だ、
今まで積み重ねてきた勉強達はどこへ行ったのか。
父の怒号が頭に反響する。
何故出来ない
お前の兄は
私でさえ出来た
マドル家として、一貴族として
やるべき事が霞かけた時、
ガタリと倒れる音に頭が晴れる。
ランスが男に横腹を蹴られ、首を絞められている。
ぶわりと体が冷える。
恐ろしい、怖い、足がすくむ。
あの時が後ろ髪を掴んで離さない。
でも、でも。
ランスは、ダメなんだ。
魔法を頭に直撃させる
バタンと倒れた男を横目に、ランスに走り寄る
何かに怯えるように縮こまり
手で頭を覆っていて、呼吸が荒く不規則。
腹いせと足止めのために
もう少し痛めつけようと思ったが
過呼吸寸前のランスを放ってはやれない。
もう一発威力抑えめのナルコスを放ち
ランスを横抱きにして
その場からさっさと走り離れることにした。
必死に息を吸おうとはくはくと動く口
天才で優等生なランス・クラウンからは
全くもって想像ができなくて、痛々しい。
頭の中で警鐘がなり続ける
危険だ、早く離れろ、そこの男から早く。
また、あんな事にはなりたくない。
次こそ助けてくれる人はいないのだから。
ランスをあまり刺激しないように
早歩きでそこを後にしようと____
その体に見合う頑丈さなのか
腕を伸ばしながらずり寄ってくる。
節々にプライドの高さと
動揺の隠せなさが垣間見えるその男。
見るに無様だが
プライドの高さ相応の地位を持っている人間。
どうなるかと言う言葉に足が止まる。
無邪気な深淵と関係を持った俺を告発すれば
一発でマドル家は地に落ちるだろう。
それはいい、マドル家なんてどうでもいいからな
だが、ランスも被害を被るかもしれない。
それはダメだ、
神覚者候補が男性を暴行なんて話を変えられたら
候補から落とされるかもしれない
だが…
杖を一振りすると
先程までの音声が流れ始める
それと共に、男の顔が青ざめる。
見下したような笑みで鼻で笑ってやる
もし本当に告発されても
この音声があるし、
何かあれば俺を身代わりにすればいい。
仕方なく、走ってその場を後にした。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。