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第3話

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2021/05/02 03:18 更新
「久しぶりやなぁ、ショッピ!」といつもキャンキャン五月蝿い隣にいる犬は小根島 孝行こねしま たかゆきである。
小根島 孝行こねしま たかゆき
いや〜ショッピ久しぶりやなぁ。ホンマに。
元気してたか?
如月 翔斗きさらぎ しょうと
アンタのせいで楽しい学園ライフが一気に崩れましたよッ!
そう苛つきながら言うと先輩は懐かしい笑い声を出し、「お前は変わらんなぁ」と一言。
悪気なく言っているんだろうけれども一気に苛つき度が上がる。
アカン。このクソといたら自分が壊れる。
そう破裂寸前の頭が嘆く。
よし。逃げよう。
そう考えると足が勝手に動き、正門を潜る。
先輩の声が聞こえたが無視しよう。
どんどん進んでいくと人だかりが見える。
おそらくクラス替えの表なのだろう。
1年生と大きく書かれた看板にはクラス表が見えないほどの人だかり。
精一杯背伸びをするが平均的な身長の俺やったら全然見えない。
空くまで待つか。
先程まで爆弾しそうだった頭が呟き、後退りをしようと考えた。
???
あのー…
後ろから声を掛けられる。
あ、俺邪魔やったか。
すみませんと小声で謝りながら後ろに下がった。
???
あ、いえ。そうじゃなくって…
名前教えてもらったらクラス分かると思うんで見ましょか?
よく見上げると身長が180を超えるぐるぐる眼鏡をつけた人がいた。
申し訳ないが、やはり見てもらうほうが効率がいいやろうな。
如月 翔斗きさらぎ しょうと
あ、お願いしていいっすか?
いつも通りの小声で話しかけると大丈夫ですという優しい声が帰ってきた。
???
名前何ですか?
如月 翔斗きさらぎ しょうと
あ、如月 翔斗きさらぎ しょうとっす
名を名乗ると彼の視線は看板の方に向いた。
???
あ、多分1-Aだと思いますよ。
俺と同じ。
如月 翔斗きさらぎ しょうと
ありがとうございます。
ところで何ですけど名前って…?
感謝の気持ちを述べながら名前を聞くと、彼は言ってませんでしたねと笑った。
加瀬 千之かせ ちの
俺は加瀬 千之かせ ちのって言うで。
まぁ中学の時はチーノって呼ばれてたから呼び方は何でも!
チーノ。その言葉を飲み込み「おっけ。チーノね。」と言うと彼は何故かくすぐったそうに笑った。
そんな顔すんなや。こっちが恥ずなる。
如月 翔斗きさらぎ しょうと
教室行こうや。邪魔になる。
階段の方を指差すとチーノは素直に頷いた。
RPGとかだと下に「ショッピは友達を手に入れた!!」とか書いてるんやろな。
クソどうでもいいことだけど。

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