第4話

大層
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2025/02/04 09:00 更新



喧嘩けんか」と言われて貴方はなにを思い浮かべるだろうか 。


私達はというと__
少し説明させてもらおうか 。
姉が婚約を結んだのは 、伯爵家はくしゃくけの長男であるレイリ・エス・シノノメ 。
当然のごとく決めたのは一族もとい祖父だが 、仲は良好らしくその日の姉は彼に会いに行った 。

私も付き添いとして着いて行った 。
自分の意思のはずだったが 、今考えてみれば一族が仕組んだことのように思える 。シノノメ家に牽制をかける狙いもあったのかもしれない 。
侯爵家こうしゃくけ伯爵家はくしゃくけの上下関係を 、正妃の子である私を見せることで 。

しかし当時の私はというと 、ウォーテル家の跡継ぎが変わって間もない頃で決して冷静とは言えなかった 。

当主と正妃 、娘のシーナ卿に軽い挨拶を済ませシノノメ家の館を出る 。
庭から姉とレイリ卿 、正妃が見えた 。
ラテ・ファリル
こんにちは
正妃は私を見て 、軽く会釈をすると館の中へと消えていった 。
レイリ・エス・シノノメ
こんにちはー ! ! 初めましてー ! ! 
今までシノノメ家には興味もなく知識も浅かったが 、明るくて好印象だった 。
………目上の人への態度ということを除いたら 。


姉も私に嬉しそうな柔らかな笑みを向けた 。
私は 、姉の笑顔が好きだった 。
紛うことなきアルカイックスマイルだったけれど 、胡散臭さが無くて 。

明るくて優しい姉 。幼い頃はよく遊んだ 。好きだったんだけれどな…。
大きくなっていくうちに 、私達は会わなくなっていった 。
「行儀が良くないから」って 。姉の部屋で 、はしゃぎまわる私達の印象は良くなかったらしい__

__話を戻して 、レイリ卿はよく喋った 。
私は「よく噛まないな」と思いながら 、ただ呆然と相槌を打っていた 。
レイリ・エス・シノノメ
__母上がさっき話してたんですけどぉ_
ラテ・ファリル
えぇ 、見ましたよ 。
楽しげに話されてましたよね
レイリ・エス・シノノメ
あ 、そうなんですよねぇ〜!
なるほど 、正妃の子だったのか 。確かに栗色の髪や黄緑色の感情が読めない瞳など 、シーナ卿とそっくりだ 。
それはそうと 、当主の子は2人だけだっただろう 。と 、なると次期当主は彼で決定だ 。


別に私自身は次期当主でも何でもないのに 、「妬ましい」という感情が渦を巻いて脳を埋めていく 。
それは彼ではなく姉に飛び火した 。

何故 、私の婚約者はほぼ確実だった時期当主の座を失ったのに 、姉の婚約者は次期当主確約の正妃の子なのか 。
元々脳の理解が追いついていなかったレイリ卿の話は 、すっかり耳に入らなくなっていた 。

ファリルの館に帰った後も 、あの光景が 、言葉が忘れられない 。
ラテ・ファリル
お姉様は良いですよね 、婚約者が確約次期当主なんですから
もう思い出せない記憶 。


私の失言で少しばかり空気が冷え込む 。
姉はそんな私を咎める 。

そんな時だった 。


ぴしゃりと冷水を浴びせられたような気分だった 。
自分でも驚くような言い様 。それでいて 、「それで正しい」と言い聞かせようとしている私 。
ガンマ・ファリル
ラテ 、それは……
大きく見開かれた後に伏せられた姉の目 。

こんなこと 、言うつもりじゃなかった 。確かに思ってたけど_
私は言うなり早々に自室に帰ってしまった 。


それからも 、わたしたちの言い争いは起こった 。
それは声を張り合い罵り合うような言い合いになった 。


かれこれ数年前のこと 。
おもむろに自室の扉を開けて 、ドアに寄りかかる 。
運動をしたわけでもないのに呼吸が少し浅い 。でもそれを気づかれたくなくて 、誰もいない部屋の中で押し殺す 。

その時に確信した 。
間違いない 、私は姉が嫌いだ__



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皆様 、お久しぶりです 。16日ぶりですね 。
思ったよりも最近でした((
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この作品では 、実はちょこっと伏線張ってます!
思い当たる節はぜひぜひコメントに()
_@_
リアルが忙しくなったので 、皆さん首を長くしてお待ち下さい


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