その後、いつものようにアリサを家まで送って
アリサの両手をそっと握っていたオロチ。
すると、オロチは不意に口にした言葉に
自分自身も驚いていた。
握っていたアリサの手を離し、
頬を染めながら視線を逸らす。
しかし、オロチとは裏腹にアリサは
嬉しそうな表情をしていた。
そう言いながら今度はアリサの方から
オロチの両手を握った。
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キュウビが遊園地デートに誘い、それを
受け入れるアリサの光景を思い浮かべ、
オロチは焦っていた。
アリサはオロチの手をゆっくり離し…。
軽く手を振り、アリサはコマ兄弟と
同居している家のドアに手をかけ…。
すると、オロチはアリサがドアを開ける手前で
一瞬で近付き、アリサの腕を掴む。
それに驚いたアリサは、慌ててオロチを
家から離れた場所へ連れていった。
アリサがオロチを素早く連れてったおかげで、
眠っているコマ兄弟に気付かれなかった。
アリサはゆっくり深呼吸して…。
意を決してオロチの目を真っ直ぐ見つめ、
アリサは問い掛けた。
オロチはアリサの目を見つめ返し…。
勇気を振り絞り、オロチは遂に
アリサを映画デートに誘ったのだった。
アリサにとっては生まれて初めての出来事で、
若干戸惑っていた。
アリサはオロチからの誘いを笑顔で受け入れた。
そう言ってアリサはオロチの手を握る。
アリサの手を握り返し、念願だった
映画デートも決まってオロチの心は
幸福に満たされたのだった。





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。