ISTJ side
いじめられる。
それって、どんな気分だと思います?
悲しいとか辛いとか、そんな在り来りなものではない。
酷い喪失感の中に、絶望が聳え立つ────
そんな感情なんです。
自分なんて消えちゃいたい。
そう嘆く人の気持ち、きっと今までだったら分かりませんでしたけど。
今までの僕は、そういう人の考えはよく分からなかった。なぜそんなふうに捉えるのか、全くもって分かりませんから。
でも、今は違う。
どん底に落ちた者にしか見れない、落ちた者の気持ち。
そんなのが、嫌でもわかってしまうんですから。
それと、もう1つ。
僕は、リストカットや薬に効果があるのか?なんて思っていた。
…実際に体験してみて、思ったことがありました。
リスカをしたら、嫌なことを忘れられる気がする。
薬をしたら、もしかしたら消えれるかもしれない。
そんな、黒く汚い希望を持てることです。
シューーー…
静かな部屋に、音だけが響く。
小さなため息と、絶望とナニカが混ざりあった笑いを1つ零す。
憂鬱で憂鬱で仕方がない、日曜の夕方6時半。
後ちょっとしたら、絶望の月曜日が来てしまう。
…嫌で嫌で、しょうがない。
でも、夜は好きかもしれません。
僕の苦しみを、闇夜が丸ごと奪い取ってくれる気がするから。
…出来るものなら、そのまま夜に置いていかれたまま日々からサヨナラしたいですけど。
そんなこと、出来たのならもうしていたかも…いや、しています。
思わず口から吐き出たのは、心からの叫び。
きっと皆さんも、そう思ってるに違いがないから。
アザと切り跡しか残ってない、自分の体。
絶望と汚い感情しか残ってない、心。
キズだらけな自分に気付かない、脳。
全部全部全部、穢れきってしまっている。
感情とは裏腹に、いや、こんな自分に呆れて、笑ってしまった。
…あぁ。
もう僕は、どうしたら良いのだろう?














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。