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第76話

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2022/03/12 01:02





次の日の昼頃、私は学校の正門前にいた









そろそろ来てから40分が経とうとしていた










気がついたら、ペットボトルの水は無くなっていた









気温も30度以上









いくら木陰と言えど、暑いのには変わらなかった









その時、学校の駐車場にバスが入ってきた









窓越しに、仲間たちの姿が見えた









火傷のある足を少し引きずりながら、バスの方へと急いだ









宇髄天元
宇髄天元
おう!雨椿じゃねえか!
竈門炭治郎
竈門炭治郎
ほんとだ!雨椿さーん!





みんな、いる









なんでか分からないけど、目の奥がじわりと熱くなった









そして、彼の姿もあった









あなた

実弥……!

不死川実弥
不死川実弥
……お前なあ、このくそ暑い中外で待つとか有り得ねえだろ
あなた

っ…………ぇ…

不死川実弥
不死川実弥
あ、あー………これか?





実弥の顔には、現世では無かったはずの傷が出来てきた









痛々しい、右頬から鼻にかけての傷









腕も、胸元にも









かつての実弥と同じ位置に、大量の傷があった









あなた

その、傷……

冨岡義勇
冨岡義勇
不死川、あなた、ミーティングだぞ
不死川実弥
不死川実弥
おう、先行っといてくれ
冨岡義勇
冨岡義勇
………分かった
あなた

……………………

不死川実弥
不死川実弥
あなた、荷物運ぶの手伝えや
あなた

ぅ………うん…

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
俺も手伝おう
不死川実弥
不死川実弥
おー、悪ぃ
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
雨椿、それは重いから、こっちを頼む
あなた

………煉獄、先輩

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
ん?どうした
あなた

実弥は、どうして試合に出てなかったんですか……?

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
………ふむ…
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
………あの怪我では、試合は厳しいと判断したんだ
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
だから代わりに、選手の補助をしてくれていた
あなた

っ………私の…せいですっ…………

あなた

あの怪我も…多分、火傷ですよね……

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
……雨椿、お前は悪くない
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
全て不死川が、自ら選んだんだ
あなた

そんなの……私が選ばせたようなものです…

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
そうかもしれないが……
見てみろ、不死川を
あなた

…………?

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
この選択に、不死川が後悔しているように見えるか?
あなた

…………………!

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
少なくとも、俺には見えない!
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
君がそうやって自分を追い詰めるほど、不死川は自分の選択を……
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
後悔せざるを得なくなってしまうぞ
あなた

………でも…

煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
君のことだ。
きっと自分を責めずにはいられない
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
だが、不死川には、それは己の選択を後悔する理由になる
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
そうさせない為に、君は自分を責めるな
あなた

っ………………

伊黒小芭内
伊黒小芭内
何をちんたらしている?
伊黒小芭内
伊黒小芭内
マネージャーと部長が部員を待たせるな
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
すまない、少し話しすぎたな!
あなた

いえ……ありがとうございます

伊黒小芭内
伊黒小芭内
…さっさとしろ
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
うむ!すぐに行く!