三日目の朝
二度寝をしたいという欲望に耐え、なんとか重い体を起こす
寝違えた首を気にしながら学校に行く準備をする
たった3日目でもう音を上げながら玄関に向かう
扉を開けた瞬間固まる
目の前には
キヨとうっしーが立っていた
朝から思わずツッコんでしまった
推しにそんなことを言われて否定出来るはずもなく
気付いたときには「いいよ」とオッケーしてしまっていた
少し歩いて疑問に思う
「そんなことどうでもいいだろ」そんな言葉に少し引っかかったが、なんやかんや無事に学校の門に着く
2人の言葉で初めて気づく
周りの女子に見られたら即アウト、そんな状況に自分が置かれていることに
門に着いた瞬間、明らかに不機嫌になる2人
見つかった時のことを考えると、少し身震いする
平凡な学園生活を思い、ケツイがみなぎった
2人が雑談をしている中、ひとり考える
パッと思いついた方法で乗り切ることにした
なんとか2人と教室に行くことを免れる
数分ほど廊下をブラブラして教室に向かう
自分の席に着くと、後ろから声をかけられる
レトさんは今日も眩い笑顔で挨拶をしてくれる
笑顔で挨拶してくれる2人を見ていると、ここまでモテる理由もわかる
キーンコーンカーンコーン((
レトさんが何か言おうとしたところでチャイムがなる
皆が席に着くとホームルームが始まった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!