第37話

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2024/02/16 07:45
1人になるとすぐ考えてしまう
幼なじみの…好きだった人のこと











ライシン
あ!あなたおはよー!
あなた
おはよ、ライ
あなた
朝から元気だね
高校生のころ、私の姿はまだ年頃の背格好で
ライとは付き合っていた
ハルト
あ、あなたじゃん、おはよー
ナギ
おはよ
リカ
おはよー!
アラタ
おはよっ!
リカ、アラタ、ハルト、ナギも同じ高校に通っていた
私達6人は中学校からの友達だ
ライシン
そういや駅前にめっちゃ美味そうな
ライシン
コーヒーゼリーが売っててさ!
ライシン
今日放課後に一緒に食べに行こーぜ!
ライシン
あなた、好きだろ?
あなた
うん、分かった
ナギ
今日部活だぞ〜
ライシン
あ、忘れてた…
ライシン
ごめんあなた!やっぱ明日でもいい?
あなた
別に今日でもいいじゃん
あなた
部活のあとじゃダメ?
あなた
早く食べたい
ライシン
まじ!?待っててくれる!?
あなた
うん、待ってる
平和だった
部活に遊びに勉強に
全てがあの時は楽しかった
でも、私が20歳の時
私の人生の全てが変わったんだ
私は、強すぎた
私の異能が強すぎて、体が追いつかなくなった
その結果、私は体内エネルギーをなくし
体は縮んでしまった
ライに、失望されると思い
彼から断られるのが怖くて
私は、彼に別れを告げた
現在、彼は殲滅部隊のスパイとなり
私の前へと現れた
私は、彼を
またあの時の優しい優しい彼に
戻したい
戻すために、この人生を、あゆみ続ける

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