穂波side
ビュン!!ビュン!!
攻撃が頬をかすり、血が流れる
本当にわたしのことを覚えていないんだと
今、やっと実感する
声をかけようとするも、
司さんの声に遮られてしまった
ビュン!!ビュン!!
🔥🔥🔥
東雲くんが放った炎が志歩ちゃんに
真っ直ぐと向かう
そう思い、ぎゅっと目を閉じるが…
志歩ちゃんの声がすぐ後ろから聞こえた
反射的に能力を発動する
能力を解除し、みんなから少し離れた所で降りると、
朝比奈先輩が駆け寄ってくる
そんな会話をしている間にも
志歩ちゃんは攻撃を続けている
ずっと、怖かった
大切な幼なじみに攻撃されることが
その幼なじみが傷つくことが
ビュン!!!ビュン!!!
司さんがわたしの方を向き、そう呼びかけてくる
もう、逃げるようなわたしにはなりたくない
友達を、幼なじみを…助けたい
志歩ちゃんは訳が分からないというような
顔でこちらを見てくる
そう言いながら、咄嗟に能力を発動した
ときのことを思い出す
そう尋ねると、ゆっくりと、話し始めた
思わず、志歩ちゃんの話を途中で遮ってしまった
でも、志歩ちゃんの話があの頃と重なった
だから、あの時言えなかったことを
どうしても伝えたかった
言葉が、詰まってしまった
きっと、今のわたしの顔は歪んでしまっているだろう
あと1歩、背中を押すのなら…
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エーデルワイス
孤高
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![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。