第101話

100
113
2023/11/04 08:00
智叶は俺がお願いした通り、彼女をソファにに連れていき、座らせた。

そして、彼女膝の上にちょこんと座った。
ちか
パパ、いいよ!
俺は智叶にグーサイン。

智叶も俺にグーサインを返した。

彼女は俺と智叶の顔を交互に見てた。
あなた
何?どうしたの?
俺はギターを持って、2人の前に立った。
かみやま
パパからちいに誕生日プレゼントやで。
智叶に用意してたプレゼントを渡した。
ちか
ありがと!あけていい?
かみやま
ええよ?
智叶はキラキラした顔でラッピングを開けた。
ちか
うわぁ、すごい!
かみやま
アクセサリーを作るおもちゃなんやて。ちいと一緒に作りたかってん。
ちか
ちいもパパとつくりたい!
かみやま
いろんなのいっぱい作ろうな!
ちか
あい!
かみやま
それから、4年前に1人でちいを産んで育ててくれたママにもプレゼントがあります。
あなた
えっ?
ニコニコしながら智叶と一緒にプレゼントを見ていた彼女が、驚いた表情で顔をあげた。
かみやま
あなたのこと考えてたら曲が思いついてん。歌詞もあなたのこと考えながら書いた。
あなた
え?うち?
かみやま
俺の気持ちを全部込めた歌やから。聞いてくれますか?
あなた
はい。
かみやま
「All My Love」
最大限の気持ちを込めて歌った。

途中、コードおさえ間違ったし、声も裏返った。

それでも彼女に伝えたい思いを込めた歌やから。

彼女に届けたいから。
 いま僕が頑張れるのは あなたがいたから
 これからも一緒に 前を向いて歩いていこう
 勇気をくれてありがとう
俺が一番伝えたい言葉。

嘘偽りなく思っていること。
歌い終わったあと、彼女は泣いていた。

ギターをおいて、彼女にもとに跪いた。
かみやま
いま俺がこうしていられるのは、あなたがいたからです。あなたがそばにいてくれるから、笑えるし、頑張れるし、幸せです。だから、これからも俺のそばにいてください。
5年前に渡せなかった指輪を出した。
かみやま
もう絶対離れたりしません。死ぬまでずっと笑かします。支えます。守ります。
そして、指輪のケースを開けた。
かみやま
結婚してください。

プリ小説オーディオドラマ