なんか宝探しみたいで楽しくなってきた!(?)
さて、どこに行こうか。
今ならどこにでも行ける気がする(?)
やば、ちょっと深夜テンションかもしれない(
右か左のどちらに行くか…… 。
よし、左にしよう!(右に進む)
その後、体内時計で十数分くらい探したけれど、なぜか従業員が全く見つからない。
普通は、そこら辺にたくさんいるイメージなんだけどな…… 。
受付のようなところに行ったら、いるかもしれない。
ということは、入り口、か。
どこだったっけな、入り口。
やばい、思い出せないんだけど
萌ちゃんと会う約束してるのに…… 。
とりあえず、もう少し探してみよう。
さっき、時計を見つけたけれど、時間的に、萌ちゃんとの約束の時間まではまだ間に合う。
焦ってもしょうがないし、地道に行きますか。
いくら探しても従業員らしき人は見つからないけれど、周りに人が全くいないわけではない。
従業員でなくても、まずは、お客さんに訊いてみても良いかもしれない。
その人に、受付の場所を訊けば良いのだ。
声に出して決めた、その時。
てるとくんが、話しかけてきた。
え、どうしててるとくんがここに…… 、?
いや、散歩ではないと思う。
うん、絶対散歩ではないね。
これは……俗に言う、“迷子”って奴だ。
でも、なんかそれをてるとくんに言いたくないというか、なんというか…… 。
これは……強がっても何もないな。うん。
本当のこと言わないと
今、なぜか「美香ちゃんが」って言ったけど、違う。
迷子は私の方だ。
心の中では訂正しながらも、それをてるとくんにも訂正する気はしなかった。
すっごいくだらない嘘吐いたな、私。
何やってんだろ
見透かされていた。
もしかしててるとくんって、エスパー……?
まぁいっか、どうせだし、案内してもらおう。
とりあえずお礼を言っておく。
そんなこんなで、私は、てるとくんに部屋まで案内してもらうことにした。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!