第49話

蜜璃ちゃんとなら
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2020/06/22 15:00 更新
そして、私は蜜璃ちゃんに合わせ、


呼吸を使い、飛び上がり技を出す。
『恋の呼吸 陸ノ型〝猫足恋風〟』


『月の呼吸 弐ノ型〝朱華ノ弄月〟』
甘露寺 蜜璃
蘭ちゃんっ!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
ほれ!よそ見しない!
次、広範囲の来るよ!
甘露寺 蜜璃
いっ、いけるかしら!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
ははっ、やるしかないね!
今度は広範囲の技、


私だって果たして全てを受けきれるかは分からない。


仕方ない、新技、使わせてもらおう。
『恋の呼吸 伍ノ型〝揺らめく恋情・乱れ爪〟』


『月の呼吸 玖ノ型〝くだり月・連面〟』
降り月・連面。


広範囲に連続し降り注ぐ斬撃を繰り出す技。


これが新技…まぁ、正確に言えば、出来なかった技。


どうして今になって出来たのか、


それは私の長年の研究の末さ。


どうすれば出来るのか、


果たして技術的なものか。


研究し、辿り着いた答えは、刀にあった。


それを乗り越えた今、


私にも、師匠に追い付く、


いや、追い越す力を手にいれたのだ。


刃に更に刃を加える。


見なければ分からないほどの緻密で、


極めて造るのが難しい代物。


刀鍛冶さんに感謝しまくったさ。
甘露寺 蜜璃
畳み掛けるわ!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
道は任せろ!
恐らく残像が見えるほどの速さで接近し、


技で畳み掛けようとした、その瞬間。
竈門 炭治郎
甘露寺さん!夜霧さん!
そいつは本体じゃない!!
竈門 炭治郎
頚を切っても死なない!!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
なっ…!!
甘露寺 蜜璃
!?
夜霧 蘭
夜霧 蘭
はっ、蜜璃ちゃん避け…!!
甘露寺 蜜璃
しまっ…!
──────『狂圧雷波』


恐ろしく早く血鬼術を放つ上弦。


しまった、間に合わなかった…!


もろに真正面から食らった蜜璃ちゃんは────
気を失ってはいたが、


しっかりと筋肉で防御していた。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
くっ、ここは一旦退くしか…!
竈門 炭治郎
手伝います!
不死川 玄弥
急げ!!
竈門 禰豆子
んぐっ!!
竈門 炭治郎
夜霧さんは鬼を!
俺らは甘露寺さんを助けます!!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
!!…あぁお願いするよ!!
さてどうしてやろうかと向き合う。
上弦の肆
その細い腕と足で何が出来る。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
ははっ、煽ってるのかい?
まぁ、舐めてればいいさ。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
その舐めた口が利けるのも、
時間の問題だがな。
上弦の肆
ふん、ほざいていろ。
こちらも脳があるのでな。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
…!!?まさか!!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
四人とも避けろ!!
気付いた、それは。


鬼の術の狙う先。


私ではない、四人に向かっていた。


最悪だ、流石にそっちまでは守りきれない…!
出来るのはほんの少しの妨害のみ。


いや、それでもやってやる。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
こっちに集中してもらうよ…!
『月の呼吸 壱ノ型〝光月・宵の宮〟』
大きく技を繰り出すが、


まぁそうだよな、とも言わんばかりに、


樹の様な血鬼術で防がれてしまう。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
チッ、まだまだ!
とにかくその術も斬り伏せ、妨害を繰り返す。
だが、一瞬の隙で、彼方へ攻撃がいってしまう。
甘露寺 蜜璃
────仲間は絶対死なせないから!
甘露寺 蜜璃
鬼殺隊は私の大切な居場所なんだから、上弦だろうが何だろうが関係ないわよ!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
─────はは、流石だね。
甘露寺 蜜璃
蘭、ちゃん。
一人で血鬼術を庇う中、そこに私も加勢する。
さて、ここからは。


私達柱がお相手しよう。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
三人、まだ立てるね。
竈門 炭治郎
は…いっ!
不死川 玄弥
コクッ(頷く)
竈門 禰豆子
むんっ。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
本体は任せていいんだね?
竈門 炭治郎
分かりました…!
行くぞ玄弥!禰豆子!
不死川 玄弥
分かってるっつーの!
恐らく背後にいるであろう鬼は任せ、


目の前の敵を倒すことを考える。
やれる、私と蜜璃ちゃんとなら。


柱の中でも速さは他の誰より劣らない、


機動力に長けた私達なら。
甘露寺 蜜璃
蘭ちゃん!私、怒ってるから。
夜霧 蘭
夜霧 蘭
…あぁ、私もだよ蜜璃ちゃん。
甘露寺 蜜璃
本気、出し切っちゃう!
夜霧 蘭
夜霧 蘭
肩の力抜いて行きますか。
蜜璃ちゃんの真剣な眼差しと顔付き。


私だって勿論腹が立ってるさ。


でもこういう時に限って、


『あぁ面白い』


と口角が上がり笑顔になってしまう。


それは私の短所であり、長所なのだろうね。

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