着いた、け…ど。
居ない、つまり、あの森の中。
急げ、戦ってる彼らがいる。
…!!
雷、いや、地響き…?北東の方向だね?アリス。
蜜璃ちゃんはもう居るかな…。
どちらにせよ、早く行かなくては…!
その時、鬼の光景と場を見て、
夜霧は瞬時に理解をした。
彼女は人一倍、観察眼と洞察力に優れている。
人を一目見るだけでその者の考えること、
思っていることが、大体分かるそうだ。
いつもなら彼女はあまりそれを使いたがらない。
だが、戦闘となると、それを上手く利用し、
自分の強みと重ね、立ち回る。
観察眼、洞察力、立ち回り、長い手足と体。
それから優れた知識と経験、頭脳を持ち合わせる。
体は細いものの、その弱みは一切無いかの様に立ち回る。
明らかに雰囲気が段違いな鬼が一体。
恐らくあれが上弦と予想。
飛び込んで来た時が同じであり、
炭治郎くんを助けに行く蜜璃ちゃんが、
視界の斜め右に見え、
禰豆子ちゃんは樹に足を取られ、
玄弥くんも身動きは取れなさそうに見える。
あの大きな動く柔そうに見えて恐らく固い、
血鬼術の樹。
炭治郎くんの傷の付き方、
恐らく超音波の様な、電撃の血鬼術。
なるほど、厄介なものだね。
蜜璃ちゃんが炭治郎なら私は二人を。
一瞬で二人を抱え空へと翔ぶ。
私は少し離れた木々の所に二人を降ろして、
守るように前に出る。
どうやら蜜璃ちゃんも同じだったようだが、
炭治郎くんが何か言ってる…?
あーーー。やったよ蜜璃ちゃん。
まぁそれはそれ。上弦の肆だと言うなら、
中々気が抜けないものだね…。
既に圧が凄いところだが、
蜜璃ちゃんはお構い無し、ってとこかな。
あばずれ…(笑)
酷い言い様だね、蜜璃ちゃん大丈…夫じゃなさそう。
それから一呼吸。
血鬼術が打たれる。
私は二人と私の頭上に打たれる、
雷の様な物のみ斬り伏せた。
〝あの技〟も、試したいからね。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。