私の育ちは協会の孤児院だった。5歳の頃周りの子達よりも色々なものが見えた私は"気持ち悪がられた"だから孤児院に捨てられた。
…子供なりに捨てられた事など分かりきっていたから人と関わり生きるために顔色を変えた。大人が起こるとそれを受け入れ次に繋ぐように反省した表情を…人を虐めるものには教養を…人には…優しく…包み込むように
虐められてる者には優しく温かみを…きっと心も中身もないだろうけど。勉強も頑張って他人に色々なもの。与え続けた
そのおかげで上級に値するシスターになれた
地位を手に入れたのだ…よく分からない生き物にも優しくした。
私の協会での、神の教えは"どのような生物にも平等に"だったから知らぬ生き物にも優しく接した
不器用な…言葉で話してくれる謎の生物…まぁ悪い子ではなさそうなのでその生物を部屋に置くことにした
この子についてわかったのは…私以外の誰もこの子の姿を認知出来ないということ。孤独の中生きてた子…私と一緒なんだと…そう思った
その生物は嬉しそうにした。決して可愛くはないけれど…いい子だと思った
そういうとピョンピョコ跳ねて喜んでいる様子だった
あとでわかったのだが、鉛筆が使えるようだ。なので、鉛筆と紙を渡して会話を聞き取りやすくできるようにした。数週間とわかったが依代が欲しいと言い出した…初めはわからなくて、たくさん調べたのだが、依代とは神様や精霊が籠るぬいぐるみとかのことらしいので趣味でやっていた人形作りを再開した。
自分で思うのもなんだったが、すごくうまくいったと思う。かわいい人形だもの!それにこの子のお友達も作ったの…可愛い3匹の狐ちゃんこの子が動く姿を早く見たい
そう思いながらそっとコスモスの横に置いて
そういうと性別無いよと上に書いてくれた…まぁ、そっか、神様か精霊だもんね
手のひらサイズの人形に青い光を放ってコスモスは入り込んだ
それと同時にまま?と私でも聞き取れるような声で話した
うちの子可愛い…ヴッ…
その日から、楽しい日々が続いていたのだが私は悲しいことに学生だから冬休みが終わると学校に行かないといけない…
あと三日で、学校か…
続く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。