第2話

出逢ったときから好きでした。
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2021/01/09 14:20
累人side
あれは確か小学4年の夏の日のこと。
双葉に家に誘われたんだ。
予定も何も無かったから着いていった。
たぶんその時から誰よりも仲が良かったと思うけど、何気に家に行くのは初めてでワクワクしていた。
双葉に言われるがまま家に入った。
そしたらね?
2階に天使がいたんだ。
村上 累人
双葉。あの子って...
濱本 双葉
あっごめん累人!今日姉貴が幼なじみ呼んでたみてぇだから外行こうぜ!
鈴岡 美波
あっどうも...........
そう行って僕の天使は行ってしまった。
濱本 一葉
美波〜今日は私が飛びっきり可愛く.....って双葉その子は?
待って飛びっきり可愛くってもっと可愛くするの?たぶん僕それ見たら眼福すぎて死んじゃうよ?!←
濱本 双葉
友達の累人。家ん中で遊ぼうと思ったけど美波と遊ぶんなら俺ら外で遊んでくるわ。行こーぜ累人。?累人?どうした?
ついぼーっとしてしまった。
村上 累人
あっごめんなんでもない。
僕はその瞬間、恋に落ちた
初恋だった。
どうすればいいのか分からなくて、ただただ彼女のことを考えながら過ごした。
また逢えるかな?
何が好きなんだろう。
どんな人がタイプなんだろう。
一度口に出して言っていたらしく、それを聞いた双葉が
濱本 双葉
お前ほんとに俺と同じ小学生かよ....
と若干引かれた。解せぬ←
とにかくあの子からの好感度をあげたくて、周りの子に優しくした。
優しい人がモテるって聞いたから。
あの子はどうやったら振り向いてくれるんだろう。
どうやったら僕のことに気づいてくれる?
ねぇ?教えて?僕はどうしたらいいんだろう。
君が愛おしくて堪らない。欲しくて堪らない。
僕だけのものにしたい。
他の男と話してるのを見るのも、可愛い笑顔を見せているのを見かけるのも嫌。
でもこんなふうに思ってるなんて君にバレたら...こんなドロドロした感情を君に向けてるなんて君が知ったら....
怖がっちゃうでしょ?
君に嫌われるのは我慢できないし、それと比べればこれぐらいの我慢は容易いよ。
他のやつなんてどうでもいい。
今まで何人もの女の子が告白してきたけど...
みんなあの子には適わない。
だってあの子は僕にとって唯一のお姫様で天使。
あの子の王子様は、ヒーローは僕じゃないといけない。
だってそれぐらい僕は君のことが好きだから。
君の王子様になるには....
まずはみんなのアイドル。王子様にならなきゃ行けないでしょ?
だから....どんなに嫌でも笑顔で対応。
粗相は許されない。
だって僕は君に相応しい人間にならなきゃいけないんだから。
だから双葉を巻き込んででも、必ず人気者になる。
巻き込んだから双葉には怒られちゃったけどね。
僕は後悔はしてない。
じゃないと君は僕に気づかないままだから...

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