あなた「おじいちゃん、長時間の移動ご苦労様」
祖父「構わへん。あなたの頼みやさかい」
あなた「おおきに。なあ、おじいちゃんはうちの味方やんな?」
祖父「なんや急に」
あなた「うちが頼み事したら聞いてくれる?」
祖父「もちろん」
あなた「そう言うてくれると思うてた!早速なんやけどな、上層部の会合に連れてって」
祖父「そないなとこにあなたが何の用や」
あなた「おじいちゃんも上の人間なんやさかい、噂くら聞くんとちゃう?そのことについて少しお話するだけやで。連れてって?」
祖父「出来ひん」
あなた「なんで?うちの頼み事は聞いてくれるって言うたやん。嘘はあかんなあ」
祖父「言うたけどそれとこら話が別や」
あなた「二言はなしやで?」
祖父「……わかった」
あなた「おおきに」
釘崎「圧よ…」
虎杖「俺まで緊張したぁ…」
あなた「ちょい行ってくるなぁ!」
釘崎「思ってること全部ぶつけてきなさい」
あなた「うん!」
~あのお部屋~
あなた「案内おおきに。おじいちゃんはもう帰ってええで」
祖父「何?」
あなた「帰ってええって言うてるやん。ほなな」
ガチャ
あなた「こんにちは」
上層部「…なぜお前がいる」
あなた「なぜって…うち言うたと思いますよ?うちと宿儺さんの邪魔をしたら殺すでって」
上層部「そうじゃない。なぜお前がここを知っている」
あなた「そんなんどうでもええやないですか。今日は有言実行ということで……殺しに来ました」
上層部「なにを……」
あなた「嘘ですよ笑 そうですねぇ……あと1回、あと1回でもあんた方が邪魔するようであれば絶対に殺します。3度目の正直いうやつですよ」
上層部「………。」
あなた「あ…嘘ちゃいますからね。本気ですよ」
上層部「お前に何が出来る」
あなた「うちも舐められたもんですなぁ……」
上層部「ア゙ア!!!」
上層部「!?」
あなた「ふふッ……非力な娘や思たら大間違いですよ…ほなさいなら」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。