No Side
鯉夏花魁に貰ったお菓子を口に入れ、
女将さんに頂いた部屋へ戻る。
そこまで広くはない部屋に、窓が1つ。
丁度良い。夜になったらここから抜けられる。
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____夜。
寝静まった遊郭の上を、1人の少女が駆けていた。
幸い、炭治郎も疲れていた様で部屋に来る気配は無い。
柱が来る可能性はあるが、
例え来たところで彼が彼女に敵うことも、気づく事すらないだろう。
タンッ、と軽く下の屋根に飛び乗り、あなたは京極屋へ入った。
暗い廊下を歩き、彼女が向かったのは、奥にある”窓のない部屋”。
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希望してくれた方で私が忘れてしまった方、優しくご指摘してくださると嬉しいです 😿
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。