昔、ある国にアラジンと言う若者がいた。
お父さんは死んでしまってお母さんと2人暮らしだ ある日アラジンは見たことない男に声をかけられた。
おじさんはアラジンにとても優しくしてくれた。ところが本当は悪い魔法使いだったのだ。
魔法使いはアラジンを遠い谷まで連れて行った。魔法使いは火を炊いて呪文を唱え始めた
すると地面が割れ、石の扉が現れた。
そう言われてアラジンが手をかけると、重そうな扉が軽々と持ち上がった
魔法使いはアラジンにお守りの指輪をはめてやり早く行くように言った。アラジンが恐る恐る進んで行くと、美しい庭に宝石のなっている木があった。
アラジンは頼まれたランプを見つけて、ふところに入れると、その上から宝石もたっぷり詰め込んだ。
アラジンが戻るとすぐに魔法使いは手を伸ばした。
なかなかランプを渡そうとしないアラジンに、怒った魔法使いは、こう言った
と叫ぶと、魔法でアラジンを閉じ込め遠い国へ帰って行った
アラジンが手を合わせて祈ったその時、指輪が擦れとつぜん恐ろしい魔人が現れた。魔人はアラジンを見下ろして言った
すると魔人はアラジンをぱっと穴の外へ連れ出してくれた。
アラジンは家に帰ると、お母さんに谷であった事を話し、ランプを見せた。
お母さんがランプをゴシゴシ磨いたとたん、なんとさっきの指輪の魔人よりも、はるかに大きな魔人が現れた。
アラジンが言うと、ランプの魔人は美味しそうなご馳走を山のように運んできた。それからと言うもの、アラジンとお母さんは、ランプの魔人のお陰で、いつでもご馳走を食べられるようになった
ある日の事アラジンは、街で美しい姫を見かけて、すっかり好きになってしまった。
そこで、アラジンはお母さんに、
と、頼んだ。お母さんは呆れながらも、アラジンの頼みを聞いてくれた。お母さんはお城に着くと、王様にお願いした。
そう言うと、谷から持ち帰った素晴らしい宝石を、贈り物として差し出した。王様はびっくりして、こう言った
アラジンは魔人を呼び出してこう言った。
アラジンは、魔人の持ってきた立派な服を着て身なりを整えると、王女様を出迎えた。
王女様はひと目でアラジンを好きになり、ふたりは結婚した。ところが遠い国に帰った悪い魔法使いがこの事を知ってしまったのだ。
魔法使いはかんかんに怒って、はるばるアラジンのいる国までやってきた。魔法使いは商人に姿を変えると、ぴかぴかのランプを持ってアラジンの宮殿の前で叫んだ。
アラジンはちょうど留守だった。何も知らない王女様は、これを聞いて、商人の新しいランプとアラジンのまほうのランプを取り替えてしまった。
魔法使いは早速まほうのランプを擦ってみた。
現れた魔人に魔法使いはこう言って命令した
言うが早いか、魔人は宮殿を担ぎ上げ姫と一緒に遠い国へ運んでいってしまった。アラジンが帰ってくると宮殿はなくなり、姫の姿もなかった。
アラジンは王女様と宮殿を探して、何日も歩いたが、見つからなかった。疲れきったアラジンは川で水浴びをした。するとそのひょうしに指輪が擦れ、指輪の魔人が現れた。
アラジンが頼むと、指輪が魔人は言った
指輪の魔人はアラジンを宮殿まで運んでくれた。
宮殿の窓に王女様を見つけたアラジンは喜んで呼びかけた。
それを聞いたアラジンは眠り薬を買ってきてこっそり王女様に渡した。
やがて魔法使いが帰ってきた。
王女様が眠り薬を入れたお酒を飲ませると、魔法使いはばったり倒れて眠り込んでしまった。
そのすきにアラジンは魔法使いを倒し、ランプを取り返した。そして魔人を呼び出した。
アラジンはランプの魔人にこう言った。
するとアラジンはこう言った
すると魔人はあっという間に宮殿を元の所へ運び、アラジンと王女様は無事に帰ることが出来た。それから、アラジンは立派な王様になり、ふたりはいつまでも仲良く幸せに暮らしたのだった。
終わり
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。