第2話

Story1
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2026/07/04 04:59 更新


そうして自分が案内されたのは、長く大きな机と数十個の椅子がある部屋だった。



(長.........)


「ここが食堂です。」




二、四、六、八.........17、18人......いや主人女の子も含めて、19人?



「少し座っていてくださいね。」


「.........分かりました。」




そうしてべリアンさんが見えなくなった後、例のピンク髪の女の子が声をかけてきた。



「ねぇ、あんたなんなの?」


「.........なに、とは?」


「あんたも転生者なの?」




女の子が光のない目で睨みつけてくる。


さっきの可愛らしい感じはどこいった?



「確かに自分は、元の世界で亡くなりましたが...」




その時、またこっちに迫ってきて咄嗟にかわした。



「な、なんで避けられるのよ...!」




なんでと言われても......だってこれは...


.........あ。



「......いきなり飛びかかるって、どうなんですか?」


「う、うるさい...!」


「そんなに騒いで聞かれたら、どうするんですか?」




それを聞くと、ハッとした顔をする。



「ま、まぁいいわ...あんたはどうせ美香の代わりに来たんだろうし...
 どうせあんたなんか好かれないわ!」




あはははと高笑いするのを見て、なぜかゾッとした。


本当に、どうして誰も聞こえないんだろう。


笑い声が部屋の外から聴こえても、おかしくないのに...


.........まぁ、いいか。


それに 元々自分は二人目として呼ばれるなんて異質だろうし、居場所はないと思っておいた方がいいだろう。


そんなことを思いつつも、しばらくその女の子を様子見していると複数の足音が聴こえてきた。



「お待たせしました、主様。」




べリアンさんが戻ってきた。


そして彼の後ろにいたのは、17人の男性達。


全員とても綺麗だった。


さっきの女の子の言葉で考えると、この人達が女の子の執心の人たちだろう。



「彼らがこの屋敷に暮らす執事の皆さんです。二人目の主様、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」




あ、そういえば名乗ってなかった。


...えっと......



「...自分は芽吹アオイです。」


「わかりました。アオイ様ですね。
 主様、自己紹介はなされましたか?」


「う、うん...!」




いや名前言ってないでしょ。



「改めてよろしねっ!アオイちゃん!華恋も仲良くしたいな!」


「えっと...よろしくお願いします、華恋さん。
 ...それで、その......自分が呼ばれた理由は何ですか?」




黒猫があんなことをいうことから、ただ主人が欲しいだけとはとても思えなかった。


それにもう既にいる。



「それは...」




ベリアンさんが何か言いかけた時だった。



ヴーッ、ヴーッ



突然、謎の警報が鳴り響いた。


思わずビクリ、と体が震える。



「天使の警報…!」


「チッ、こんな時に限って出やがるなんて...」


「口で言うより実際に見た方が早いですね。
 ロノくん、ボスキくん、お願いできますか?
 申し訳ありませんが、アオイ様もお願いします。
 そして主様も、力の解放がうまくできなかった場合に備えて同行していただけますか?」


「うん♡」


「.........分かりました。」


「それじゃあ行きましょうか、主様、アオイ様。」


「はい。...えっと......」


「オレの名前は口ノって言います!」


「ロノさんですね。よろしくお願いします。
 ということは、そちらの方がボスキさんですね。」


「あぁ。」


「それでは、気をつけていってらっしゃいませ。」




そうして、自分は三人と共に天使の出たという森の中に向かうことになった。

































そうして自分達は森に向かったのだが、確かに変なのがいた。



「あいつが天使です。」


(なんか光ってる...)




でも、こっちの方がまだマシ。


するとボスキさんが一冊の分厚い本を取り出し渡してきた。



「これを開いてくれ。
 悪いが、主様、教えてやってくれ。」


「わかった❤︎」


「.........」


「じゃあアオイちゃん、この記号をなぞってくれる?」


「分かりました。」


「ここに書いてある通りに読んでね。」




読めないだろうと思いつつも、本の文章を見ると書いてあることが不思議と分かった。


なんというか、一瞬分からない文字だったが気がついたら知っている文字に変わっていたという感じだった。



「来たれ、闇の盟友よ。我は汝を召喚する。
 ここに悪魔との契約によりロノとボスキの力を解放せよ。」




んー......こういうのを厨二病というのだろうか?


するとロノさんの背後に鬼と思われる怪物が、ボスキさんの背後に黒い豹が出てきた。



「......すごい.........」


「ありがとうございます!」


「力の解放はできるみたいだな。」




そうして二人は一瞬で天使を倒してしまった。



「お疲れ様です!
 アオイ様、主様、ありがとうございます!」


「じゃあ帰るぞ。」




そうして二人がこちらに顔を向け、先ほどまで天使のいた所に背を向けたときだった。



「え、」




もう一体天使が出てきた。


上手く木の影に隠れていたらしい。



「アオイ様?」


「どうかしたか?」




二人がなんで言っているのか、分からなかった。


ただ、天使に目が離せなかった。


なにもかもがゆっくりの中、天使がこっちに近づいてきて...



「──ッ!」




衝動的に、自分は二人の横を通り抜けて天使に立ち向かっていた。


──もう何も奪わせはしない。


それ以外、何も考えられなかった。


気づけば、天使は倒された後だった。


それを三人は驚いた顔をして見ていた。



「嘘だろ...!?」


「今のは一体、どうやって...」


「.................................................................................」




まずいと思ったときには、もう後の祭りだった。



「あ、え、あ...
 えっと、これは、その、えっと、あの...」


「今日は異常事態ばかり起こるな...二人目の主様が呼ばれたかと思ったら、その二人目は天使を殺せるくらい強いなんて...」


「と、とりあえず屋敷に戻ろうよぉ!
 それであの光のことも教えて貰えばいいでしょ!」




.........光..................


なるほど、自分は【魔法】を使ったのか。



「そうだな。」


「アオイ様、申し訳ないんですけど戻ったら話を聞かせてもらってもいいですか?」


「...はい。どちらにせよ、このことは伝えなければと 思っていましたから。」




振り返れば、華恋さんが何かたくらむような顔をしていた。


信用の差はあるだろうけど、最悪ここから逃げよう。













































そして屋敷に戻り、ロノさんとボスキさんが執事の皆さんの所に自分を連れて戻ったとき、華恋さんが叫んだ。



「この子が戦ったとき、変な光を出してたの!!!きっと天使に関係あるよ!!!
 この子がロノとボスキの背後から襲おうとした天使を倒したけど、この子、光を出してたの!!!怪しいよ!!!」




































...........................へ?


思わず拍子抜けしたが、華恋さんが戻ってきて早々自分を排除しようとしていることだけは分かった。



「.........光を出すだけで天使だということは、蝋燭のような光源も天使に関係することになりますよ?」


「そういうことじゃない!屁理屈こねないでよ!
 絶対この子、天使の罠だよ!
 今すぐなんとかしないとみんなが危ない...!」


「では証明すればいいですか?」


「っ!」




周囲が宥めるが、華恋さんは止まらなかった。


最初は自分に険しい表情を向けていた執事の皆さんも、どことなく呆れのこもった顔をしていた。



「アオイ様、光を放っていたそうですがどういうことでしようか?」


「自分は...魔法が使える因子を持っているんです。」


「しっ、信じられるわけないでしょ...!」




華恋さんが何か必死に考える顔をする。


余程自分が邪魔で、悪者に仕立て上げて排除したいと見えた。



「あっ!わかった、天使は確か手足が黒かったでしょ?
 それを隠すために手袋をしてブーツ履いてるんでしょ!」




そう言い、バッと華恋さんがこちらに飛び掛かる。



「え、ちょ、まっ...」


「そうやって抵抗するなんてやっぱりやましいんだよね!華恋騙されないもん!」




そう言い華恋さんが自分の頬にかろうじて手が触れ...そうになった。



「............!
 .........華恋さん、自分を天使の関係者か何かと疑っておきながら触るとはどうなんですか?
 人間相手でも、非常識ですよ?
 確か 天使は触れた人を消すんですよね?
 自分は違いますが、仮にもし自分が本当に天使か何かだとしたら 今頃消されていたと思いますよ?」



「そっ、それは...!」




周囲の視線が 今度は、華恋さんに刺さる。



「あ、焦っちゃったの!ごめんね!アオイちゃん!
 もっ、もうこの話はやめようよ!!その アオイちゃんが使えるって言う魔法の話、華恋聞きたいなっ!」


「...そうですね。」




強引に話を切り上げられたが、仕方ない。


もう 怪しまれないためにも、話しておいた方がいいだろう。


それからは自分は魔法について話した。


うまく説明できたか、まとめられたかは分からない。


長く話すことは、まだあまり慣れてないから。


自分の存在のこと、魔女化のこと、牢屋敷のことは言わなかった。


怖がらせたくないから。


特に、自分の存在のことは言いたくなかった。


思い出したくないから。



「華恋さん、手足を隠してるのが怪しいと言っていましたよね?
 怪しまれないために、見せますね。」




自分はブーツと靴下を脱ぎ、手袋を外す。


自分の手足はあまり怪我をしていないため、普通の反応だった。



「これで、ご理解いただけましたか?」




華恋さんは驚いた表紙をしていた。


ただここで華恋さんは 自分の状況が悪いと、流石に理解したらしい。



「ご、ごめんね...!」




打算的だが、謝罪は謝罪だ。


これ以上責めたら、自分が悪者扱いされるだろう。
























結論として、自分は正式に屋敷...デビルズパレスに迎え入れられることとなった。


自分の部屋は 別邸に作られるらしい。


まぁ、それのほうが助かる。


正直本邸、つまり華恋さんの部屋がある所だと彼女に好き勝手されるだろう。


トラブルの芽は摘んでおきたい。

































本当になんなのあの女!?


執事のみんなにも変な目で見られたし!あたしじゃなくて紛らわしいあの女が悪いのに!


美香じゃなかった時点で嫌な予感はしていた。


どうせあいつも、あたしみたいにあくねこを知ってる転生者なんだわ!


悪女ポジの分際で好かれて逆ハーしようと企むなんて、本ッ当気持ち悪い!


まぁいいわ、あいつは小説の美香と同じく部屋は別邸。


あいつが愛されるなんて絶対にあり得ないわ。


ちょっとなんかの手違いで違う悪女が呼ばれただけで、きっと最後にはあいつも小説の美香みたいに指輪を奪われて、この世界との縁を強制的に切られるはず。


だって、ヒロインはあたしだもの。



(せいぜい、今の嫌われても好かれてもいない今が1番幸せだって思えるくらい嫌われるんだから首洗って待ってなさいよ、芽吹アオイ!)




























「わ...すごい...!ありがとうございます......!」




ボスキさんがインテリア...家具を整えてくれた自分の部屋に案内してくれて、自分は部屋のデザインに目が離せなかった。


きっと、【嬉しい】んだと思う。


だって、口角が上がって、心臓の鼓動が強くなってるから。


大半が床。でも一部畳がある。



「汚したり 壊したりしないように、大切に使います。」


「そこまでいってくれんなら俺も用意した甲斐がある。」


「ボスキ、何を言っているんだ。
 お前一人で用意したわけではないだろう?」


「デザインは全部俺だぞ?」


「えっと... ハウレスさんも、お部屋の準備を手伝ってくれたんですね、ありがとうございます。」


「その、えっと...」


「......?」




ハウレスさんが顔を真っ赤にして口ごもり始めた。


訳が分からず固まったが ボスキさんがニヤニヤしながら、自分にこう言った。



「悪いな、ハウレスのやつ女に弱いからな。」


「え...意外ですね...モテそう、なのに...」


「この前馬車が暴走してハウレスが馬に飛び乗って止めたんだが、その馬車に乗ってた貴族の令嬢たちに囲まれた時のハウレスと言ったらもう...」




ボスキさんは肩を震わせて笑っていた。



「よ、余計なことを言うなボスキ...!
 申し訳ありません、アオイ様。」


「大丈夫ですよ。」


「後さん付けやめろな。」


「え、あ...はい。」




































































主人公

(元)囚人番号6??:芽吹アオイ

読み:メブキ アオイ

身長:159cm

体重:48kg

誕生日:9月26日

魔法:???

トラウマ:???

原罪:欠陥品人形ホムンクルス

CV:安済知佳

設定
???













































アオイちゃん、Happy Brithday!!!
2025.11.28


更新遅れてすみません!


生きてます!樹亜麻梓子です!


アオイちゃんのキャラや細かい設定の試行錯誤していて、今日更新できました!


あと、先ほどAcacia放送局を視聴していて...みなさん見ましたか!?


クイズやお便り、グッズや最新情報など盛りだくさんでした!


まさかまのむらにも、私の推しの二階堂ヒロちゃんが出るとは...めちゃくちゃ驚きました!!


ここからは私の願望になるのですが はのうらにもまのむらにも、ヒロちゃんと あと二、三人まのさばキャラが出てほしいです!


はのうらには ココちゃん、レイアちゃん.........しょーじきなところ、ミリアちゃんが出てほしいです!

ヒロちゃんやラグドロップスのメンバーをサポートするポジションとか.........?🤔


まのむらには エマちゃん、シェリーちゃん、ハンナちゃんが出てほしいです!

この三人組はとにかく明るくて、場の雰囲気も明るくしてくれると思ったからです!

実際、娯楽室の腕相撲大会がそうでしたし...


みなさんはどうですか?コメントで教えてください!
























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