今日のブルーバード事務所からは
何やら甘い匂いがする。
そしてキッチンからカチャカチャと
調理器具がぶつかり合う音が聞こえた。
キッチンには霜月碧一人しかおらず、
誰も止める人はいない。
機嫌の良い碧がレンジに何かを入れた瞬間。
ドカーーン!!
と、大爆発が起き、
辺り一面に焦げ臭い匂いが充満した。
驚いて固まっている碧の元に
騒ぎを聞きつけて保護者がやってきた。
紅鏡桃は事務所の部屋の片付けをしていたところで
碧が勝手に料理(?)をしていることに
気づいていなかったのだ。
桃は驚きのあまり若干怒り口調になってしまっている。
碧はあまり反省を感じない声色で返事をした。
桃は「もう...」と不貞腐れながらも
碧が爆発させたものの処理を手伝った。
桃は飛び散ったものから
何を温めようとしたのか推測できた。
桃は卵の殻を手に取りながら碧に聞いた。
加熱によって卵内部の水蒸気が膨張し、
密閉された空間で圧力が急上昇するため
卵をレンジで温めることは基本的にNGなのだ。
(SafariAIによる概要引用)
その知識はあるはずだがすっかり忘れていたのか
碧は「てへっ」と舌を出しながら
お茶目さで誤魔化そうとした。
桃はキレそうになったが自ら料理に取り組む姿勢は
評価しているためため息で済ませた。
桃は何を温めたのかは推測できたものの
何を作ろうとしていたのかは流石に分からなかった。
桃は思い切って碧に聞いてみることにした。
桃は用意されている材料に目を移した。
机には卵の破片と黒焦げになっているネギ(?)、
綺麗な市販のプリンが置いてあった。
ここからどうやってドーナツを作るのだろうか...。
桃は思考を放棄した(するとクマのぬいぐるみが大量にある部屋から
目を擦りながら琥珀が出てきた。
寝起きの琥珀も驚いて声が戻るほどの悪臭が
部屋中に充満していた。
それに反応してか事務所内に念の為に付けておいた
火災報知器が誤作動(?)してしまった。
桃があたふたと暴れ回る中、
碧は冷静に警報停止ボタンをピッと押した。
他人事の様に対応する
碧に桃は反射的に突っ込んでしまった。
琥珀はまっ黒焦げのネギ(?)を手にして言った。碧は残念そうな表情を浮かべた。
オチが!!!オチがない!!!!
皆様は何か作りましたか?
作者はチョコプリンを作ったら失敗しました(
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。