第7話

7. 進展
8
2024/03/30 08:07 更新
藤崎 由衣
私が好きなのは、龍の方、煌じゃなくて
櫻井 ひよ
ええ!そうなの!
藤崎 由衣
だから心配しないで笑
藤崎 由衣
ちゃんとひよの恋、応援できるから☆
櫻井 ひよ
ちょ!まだ恋じゃないー
藤崎 由衣
まあまあ落ち着きたまえ。
由衣とは恋敵になりたくなかった。
新しいクラスで新しく出来た友達。そんな子とライバルなんて嫌。
しかも勝てそうにない相手。だからちゃんと確認したくて聞いてみたところ、、

いろんな話を聞けた。
まず、由衣ちゃんは中学の頃から龍の方が好きだということ。
煌くんはその恋の話を聞く係だということ。

でも龍はモテるから全然相手にしてもらえてないらしい。
こんな可愛い子他にいないのにな。龍、贅沢だなぁ。
そんで、なんか私が煌くんに気を寄せてることもバレてる。
由衣は感が鋭い。すっごく。

それか私がめちゃくちゃわかりやすいとか、?
いやいや、でもそんなに煌くんの話してないし、わかるはずがない。
昼休みになった。

昼食はいつも由衣と二人で食べていた、が
今日はなんかいつもと違うみたい。
藤崎 由衣
龍だけクラス違うとか可哀想ー
藤崎 由衣
さびしいっしょ、ウチらいなくって
水野 龍
ちょーー寂しい
水野 龍
と言うとでも思ったか
藤崎 由衣
ほんと、ツンデレなんだからっ
水野 龍
誰がツンデレだ
水野 龍
俺は煌が寂しいだろうなって思って来てやってんだ、ここに
水野 煌
余計なお世話だよ
水野 龍
はあ?!お前俺がいなかったらぼっち飯だろ!!
水野 煌
別にそれでも良いし
藤崎 由衣
とうとう煌にも見捨てられたかー
水野 龍
うっせ
すっごいにぎやか。
いつも昼休みになると煌くんの元に龍はやってくる。

私たちとは別々だけど、なぜか今日は一緒だ。
水野 龍
ところで、ひよ
急に話を振られた。
櫻井 ひよ
んー?
水野 龍
なんか静かだな
櫻井 ひよ
いつもうるさいみたいな言い方しないでよ笑
龍とは前クラスが一緒でちょこちょこ喋ったりしていた。
特別仲が良かったわけではないけど。
櫻井 ひよ
ほんとは龍がぼっち飯なんでしょ
水野 龍
俺が?んなわけあるか
藤崎 由衣
図星だ笑
水野 龍
違うっつの
相変わらず煌くんは静かだ。
あんまり喋らない。
チラっと煌くんの方を見てみると、
机に置かれたスマホからイヤホンの線が片耳だけに繋がっていた。
何かを聞きながら、龍と由衣の絡みを眺めご飯を食べる。
相変わらずイケメン。尊い。

!!
やばい目があってしまった、、
水野 煌
どうしたの
櫻井 ひよ
ええっと、あ、なに聞いてるの?
水野 煌
これ
そう言いながら私にスマホの画面を見せた。
見せられた画面には「洋楽プレイリスト」と書かれたものが再生されていた。
櫻井 ひよ
煌くん、洋楽好きなの?
水野 煌
好き
何気ない「好き」の二文字の破壊力。半端ない。
それにしても他の二人に向けられる言葉より、私に対しての文字数が圧倒的に少ない。

でも前よりかは遥かに喋るようになっていた。
櫻井 ひよ
私もめちゃくちゃ好き
水野 煌
聞く、?
そう言ってもう片方のイヤホンを差し出してきた。
櫻井 ひよ
え、!
水野 煌
あ、人のイヤホン嫌だよね。ごめん
突然のことに驚いてしまった。
櫻井 ひよ
ううん!嫌じゃない
水野 煌
そう、?じゃあどうぞ
櫻井 ひよ
あ、ありがと
そう言って渡されたイヤホンを受け取る。
櫻井 ひよ
(やばい、近い。)
ドキドキしながらイヤホンを耳につける。
すると聞き覚えのあるメロディーと歌声が流れてきた。
櫻井 ひよ
あ、この曲!
水野 煌
、知ってる?
櫻井 ひよ
うん、めっちゃ好きでよく聞いてる
水野 煌
まじ、僕も好き、これ
櫻井 ひよ
なんか好きなもの似てるね、うちら
水野 煌
そ、だね
キーンコーンカーンコーン
藤崎 由衣
まって、次移動教室じゃん!
櫻井 ひよ
そうじゃん!急げっー
お気に入りの曲が流れているイヤホンを返しながら言った。
櫻井 ひよ
あ、また一緒に聞こうね笑
水野 煌
うん、笑
近くで見るイケメンは異次元級にイケメンだ。

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