第696話

piece686〜苦しめている何か
3,297
2020/01/27 08:24




そしてあなたはもう一度

勇気をだして

話しだした。




あなた

そこで会ったの。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
会ったって?誰に?
あなた

祐奈さん、、。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
あー、、何を言われたの??
あなた

えっと、、うん、、、。





思い出しただけで

辛くて、悲しくて、、。





でも話すって決めたからには

話さなきゃ、、、。




あなた

紫耀と、、付き合ってるから、、邪魔しないでって。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
はぁー??誰と誰が?
あなた

紫耀と祐奈さん、、。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そんなの気にする必要なくね?
あなた

うん、、まぁ、、そうだよね、、。





あなたは小さく

ため息をついた。




駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
他は?祐奈さんに何言われたの?
あなた

え、、?

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ただそれだけだったら、別れるって決断にはなんないよな?
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そうだよ!何言われたの?




猛と響があなたを見つめる。




そして言葉を選びながら

少しずつ話しだした。





あなた

えっと、、これ以上、邪魔をするようなら、、、。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
するようなら??
あなた

pieceを、、潰すって。





《pieceを潰す》






この一言で

一瞬静まり返る。





駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
それか、、ずっとあなたを悩ませてたのは。
あなた

え、、?

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
タケちゃん知ってたんじゃないの?
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
俺知ってるとかいつ言った?笑
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
うわ、カマかけたのかよ!笑
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
そうでもしないと、あなたは言わないだろうと思って。ごめんな、怒鳴ったりして。




猛は全てを知っていたわけではなく、

あなたを苦しめている何かを

聞き出すために、

わざとあんな態度をとっていた。





あなた

なんで、、?

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
なんでって??
あなた

どうして、、ここまでしてくれるの、、?





猛は響と顔を見合わせて

笑いながら言った。




駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
だって俺ら、家族だろ?笑
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
ねー!
あなた

もぉ、、バカ、、、!!!





あなたは泣きながら笑う。



駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
泣くか笑うか、どっちかにしろ!笑
あなた

ウルサイ、、!タケちゃんのバカ!笑

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
うわー!あなた鼻水たれてる〜!!
あなた

うそ?!

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
ウッソ〜!!
あなた

もーーー響のバカ!!!





久しぶりのあなたの笑顔。





そして3人の笑い声が

屋上に響いていた。








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