第8話

助手と名探偵の馴れ合い 3
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2025/09/04 14:41 更新
シエスタ
シエスタ
次はたこ焼き買いに行くよ。
綾小路清隆
綾小路清隆
前から思っていたんだが、お前、食べるの好きなんだな。
シエスタ
シエスタ
食べるのが好きというより、私は人一倍頭を使うから、三大欲求が強いんだ。
綾小路清隆
綾小路清隆
そうか...ということは...。
シエスタは何かを察し、顔を赤らめる。
シエスタ
シエスタ
やっぱ2つ...。
綾小路清隆
綾小路清隆
顔赤いぞ。
シエスタ
シエスタ
...良いから行くよ。
綾小路清隆
綾小路清隆
...なんかすまない。
シエスタ
シエスタ
だからモテないんだよ、助手...。
綾小路清隆
綾小路清隆
理不尽だな…。
シエスタ
シエスタ
もとはといえば君が悪くて...!
綾小路清隆
綾小路清隆
あぁー、もう分かった俺が悪かった。
シエスタは勝ち誇った顔をして
シエスタ
シエスタ
分かれば良いんだよ。
綾小路清隆
綾小路清隆
分かったから勝ち誇った顔をしないでくれ。
シエスタ
シエスタ
それじゃ、行くよ。
綾小路清隆
綾小路清隆
分かった。
シエスタは俺の手を掴みながら歩きだした。
綾小路清隆
綾小路清隆
(奇妙な感覚だ。シエスタといると感じたことのない感情が...。)
シエスタ
シエスタ
助手、どうかした?
綾小路清隆
綾小路清隆
別に、何もないぞ。
綾小路清隆
綾小路清隆
(というか、この距離感おかしいな。)
昼休憩になり、俺とシエスタはお化け屋敷に向かった。
綾小路清隆
綾小路清隆
旧校舎3階の手前から3番目という完全に花子さんが出る個室に二人で入っているわけだが?
シエスタ
シエスタ
ちょっと調べたいことがあってね。
そうシエスタが言うと、屈んでトイレを調べる。すると、屈んだ影響でシエスタの背中が少し見えていた。
綾小路清隆
綾小路清隆
(気付いてないのか?)
シエスタ
シエスタ
あった。
シエスタ
シエスタ
なんだと思う?これ。
綾小路清隆
綾小路清隆
見た感じ、風邪薬の袋の断片のように思えるな。ここで飯を食べた後、風邪薬を飲みこんだみたいだ。
シエスタ
シエスタ
真っ先にその案が出てくる君に同情の念を禁じ得ないんだけど。
俺たちがそんなことを言っていると遠くから足音が聞こえてくる。
シエスタ
シエスタ
もしかして、君は高校はずっと、ぼっち飯だった?
綾小路清隆
綾小路清隆
いや、そんなことはないぞ。意外と友達とかはいたからな。
誇らしく俺は言う。
シエスタ
シエスタ
なんでそんな誇らしげなんだ。別にドヤることではないと思うんだけど。
シエスタが呆れた顔をする。
綾小路清隆
綾小路清隆
俺にとってはとても誇らしいことな...
シエスタ
シエスタ
静かに。
シエスタは俺の言葉を遮り、俺の口元に指を当てる。
さっきの足音がどんどん近づいてくる。
俺はシエスタにアイコンタクトを送り、扉を開ける。
すると、さっきのウサギの被り物をしたスタッフがいた。
綾小路清隆
綾小路清隆
やはり、お前が花子さんだったか。
シエスタ
シエスタ
逃がさないよ。

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