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第2話

丘の上
丘の上にある墓の前にふたりの男女が立っている。




多くの花々に囲まれた、彼等の恩人である者の墓に花を手向け、今は亡きその墓の主を悼むように沈黙した。



ふたりはこの墓の主のお陰で結ばれた。

結ばれることが無ければ、男は今頃、戦場に在ったやも知れない。


花に囲まれた墓を前に、男女は心からの礼を口にする。



すでに今日何度目かに見られる光景だった。


ここを訪れる男女は皆、墓の前で感謝を述べ去って行く。



それは、春には少しばかり遠い2月の出来事。