第2話

目覚め
1,750
2019/12/14 12:05
気がついたら知らない場所に私は横たわっていた。





蛍光灯が眩しく、思わず天井から目を背ける。






すると視線の先にはベージュ色のカーテン。



鼻にはちょっとツーンとする薬の匂い。



部屋の外はガヤガヤとしていた。








身じろぎをするものの、いくつもの管が体に繋がれていて不可能に終わった。

















しばらくすると、コツ コツ と規則的な足音が部屋に響く。





私は目を開き、足音のする方に目をやる。







視線の先にいたのは









親友の “美帆“ だった。




「あなた!起きたの!?





ナースコール!!!!」




頭の方で ビーッ! と音が鳴る。
まもなく医者と看護師3人ほどが入ってきた。







「あなたさん?あなたさん?聞こえますか?」









医者の呼び掛けに コクリ と頷く。








「1度、検査を行います。失礼します。」
そう医者がいうと、私はそのまま検査室へと運ばれた。







部屋を出る時にみた 美帆 の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。





























(……私は…いっそ死にたいぐらいだよ。)













事故に遭う前に私が過ごしてきた日々が脳裏に蘇る______________________________

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