第5話

イケメン君
77
2019/03/05 10:14
1組の皆さんは集まってくださーい

『莉音っ行こ!』

「おんおん!」

今から教室に向かいまーす

『「はーい」』


『見て見てあの人カッコよくない!?』

「同クラじゃん!ラッキー‼️」

『名前後で聞こうよ‼️』

「当たり前!笑」


そんな会話をしていたら教室についた。

ここが1年間過ごす教室でーす
場所覚えていて下さいねー

『「はーい」』


席は名前順だから…どうせ1番前か。

そうなのだ。相原という名字より前の名字なんて、そうそういない。

(あ…でも莉音と席近いかも…‼️)

皆さん席に座りましたねー?
今から自己紹介を始めまーす。
1番さんどうぞ!

(げっ…まじか)


『わ、私の…』


「センセーなんで1番からなんですかー?」


『ほんとにそうだよ…ね』


(嘘っ!?あのイケメン君後ろの席じゃん)


「だよなー!まず俺の名前言いまーす笑」

「俺の名前は安藤慎(アンドウ シン)でーす!」

(慎…君か…。)

「皆、慎って呼んでくれよ!」

「りょーかーい笑」


慎君のおかげでクラスが明るくなった。

「じゃあ1番の子、立ってるまましんどいから、自己紹介しちゃお!」


『あ、はい!1番の相原美波です!』

『呼び方は…なんでもいいです笑』


「そんなの無し~皆下の名前でいいじゃん!」

(えっ!?)

「美波でいいでしょ?」

(み、美波…//)

『は、はい!』


じゃあ次の人~…

皆の自己紹介が終わり休憩時間。

「ねー皆ー!」

慎くんが口を開いた。

「なぁに慎?」

「この後皆で集まってさ遊ぼーよ」

「マジ!?楽しそう!」

「だよなだよな!」

「LINE交換したーい!」


「ねね美波、慎のLINEいけるかな?」コソッ

莉音が言う。

『いけたらいいよねぇ最高じゃん!』

「だよねだよね!」

「慎!私、伊藤莉音!美波も賛成だって!」

「おぉ!?マジで!じゃあ行ける人駅ね!」

『「はーい」』

(初めての中学校だけど…楽しくなりそう!)

じゃあ今日はこれで終わります
すぐ帰って下さいねー!

『「はーい」』

「美波、家帰ったらLINEしてね!」

『オッケーするする!』


「美波~帰るよ~!」

ゆいねの声だ。

『はーい!』

『ねね、美波のクラスイケメンいる!』

「ほんと!?会いに行っていい?」

『いいよ!しかもね、友達出来たんだ!』

「そ、そうなんだ。良かったね!」

『ゆいねのクラスって2組だよね?』

「うん」

『なんか、あった?』

「ううん何もないよ!」

『それじゃあ良かった!じゃあまた明日ね!』

「うん!明日ね!」


ゆいね…どうしたんだろ?
そんなことより、服!どうしよ!?



この頃の私には、ゆいねの事なんて全く考えなかった。本当にバカなことをしていたんだよね、ごめんね、ゆいね。

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