使用人はニコリと優しく笑ってそう言った
手には手の平サイズのカメラを握っていた
だが、勿論少女はカメラを初めてみる
その言葉に、少女の心はビビッときた
その言葉があまりには心に響いたのか、
少女は嬉しそうに笑って
少女は、初めてキッパリと自分の意思でそう言った
その様子に、使用人は目を見開いて吃驚していたが
直ぐに切り替えて、微笑みながら
と快く言ってくれた
それから頂上に着くまで、
使用人は様々な事を教えてくれた
使用人はとっても物知りだった
頂上に着くまでも、
使用人はたくさんの事を教えてくれた
少女は楽しくて仕方なかったのだろう
無邪気に満面の笑みではしゃぐ少女を横目に、
使用人も満足そうに微笑んでいた___
そしてカウントダウンが流れる
「 「 カシャ 」 」
静かな観覧車の中にシャッター音が鳴り響いた
そう言って、使用人がカメラを確認する様子を
ワクワクしながら少女は横からチラリと覗き込む
グッドサインを作って、使用人は笑ってそう言った
見るとそこには、夕焼けをバックに満面の笑みでピースをしている使用人と少女が映っていた
カメラを見ながら話していると、観覧車は何時の間にか一周して地上に戻ってきていた
其の儘、
少女と使用人は観覧車を降りて、歩き出した
そう言って満面の笑みでお礼を言う少女は、一日でとんでもない心の成長をしたと思う
それと同時に、
少女の失いかけた感情も戻っていた
最後にそう約束して、少女と使用人は家へ帰った
そう言って不安気に家に入るも、罵声が返って来なかった為、ゆっくり少女は安堵した
けれど、親が居ない事に疑問を持った
すると隣で「ただいま」と言いながら玄関に入る使用人に聞こうと思ったら、使用人が口を開いた
玄関で靴を脱ぎながら、使用人はそう言った
すると少女は、パッと顔が輝かせて
そう言って、
バッと使用人を小さな身体で抱きしめた
すると使用人は一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに戻り、それから優しく抱きしめ返してくれた













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。