第5話

4 …なんだっけ…いや…覚えてるよ…めんどくさ…
170
2025/12/26 05:24 更新
あなた
ふぁ〜あ
あなた
んぅ…もう朝?
あなた
…ここどこ?
目が覚めるとビジネスホテルみたいな感じの部屋の
ベッドで寝ていた
ガチャ
突然僕の部屋の扉がノックも無しに開き
オレンジ髪の人が入って来た
あなた
???
おい起きたか?
あなた
…君




































あなた
誰だっけ?
???
はぁ!?
???
昨日の今日でもう忘れたのかよ…
中原中也
中原中也!!いいか!覚えてろよ!!
あなた
中原…中也…
あなた
…嗚呼そっか
あなた
そうだったね…
あなた
…ねぇ中也くん…だっけ
中原中也
嗚呼…(なんだ此奴…寝ぼけてんのか?
あなた
…なんで僕ここに居るんだっけ?
中原中也
はぁ?
あなた
…いや…あれ?…んぅ…
中原中也
…なにも覚えてないのか?
あなた
…いや覚えてるよ
中原中也
じゃあなんでそんな事聞くんだ?
…覚えてるは覚えてるんだけど…
夢みたいな感覚でよくわからないし
なんか…モヤモヤする感覚が頭を覆ってると言うか…
中原中也
…まぁいい
中原中也
首領が呼んでる
中原中也
行くぞ
あなた
…はーい
あなた
森鴎外
く…ん…あなたくん!
あなた
あなた
なに…
あなた
森さん…だっけ?
森鴎外
うん…合ってるよ
森鴎外
大丈夫?ボーっとしてたけど
あなた
…大丈夫だよ
あなた
で、何の話だっけ
森鴎外
…まぁいい
森鴎外
もう一度聞くけど
森鴎外
君の8年前の記憶を覚えてる限り教えてくれない?
あなた
…8年前…どうだったっけ
あなた
もうそんな昔のこと全然覚えてないよ
森鴎外
…そっか
森鴎外
では…
あなた
ねぇ…僕あんまり昔のこと言いたくないんだけど…
あなた
今みたいな尋問みたいなこと辞めてくれない?
あなたは少しムッとしたように言った
森鴎外
…分かったよ
森鴎外
では太宰くんを呼んでもいいかな?
あなた
あなた
絶対駄目!!!!
ガタン‼︎
あなた
っ…
森鴎外
…おや?どうしたのかね
森鴎外
そんなに太宰くんを呼んで欲しかったのかい?
あなた
…っ
あなたは森鴎外が携帯電話を取り出すと
その手を掴みあげ
森鴎外はあなたの事を煽る様に言う
森鴎外
昨夜は太宰くんの事を知らないと言っていたのに
森鴎外
何故そんなに嫌がるんだい(圧
あなた
あなたはただ森をジッと睨みつけている
森鴎外
まぁいいよ…だって

























森鴎外
もう"太宰くんと電話繋がってるからね"
あなた
…!?
あなた
いつから…!
太宰治
「最初からだよ」
太宰治
「君がこの部屋に来たときからね」
あなた
スッ
あなた
なんだ…こんなに早くバレちゃったんだ
森鴎外
…やっぱり君は
森鴎外
あの時太宰くんと一緒にいた…
森鴎外
太宰くんと一緒に"心中"しようとして
失敗した…片割れ
森鴎外
太宰くんの双子の弟の太宰あなたくんだね
あなた
太宰治
「…ねぇあなた…私を恨んでるの?」
あなた
太宰治
「そうだよね…私が君を殺したようなものだし…」
太宰治
「8年前森さんに救われた私と救われなかった君…」
太宰治
「はぁ…本当に君と私の立場を逆転させて欲しいよ」
太宰治
「おかげで私は今でもこうして生きている」
太宰治
「けど本当に不思議だねぇ"死んだはず"の君が何故こうやって話したり森さんのところにいるんだい?」
あなた
…はぁ
あなた
なんでだろうね…
あなた
僕も気づいたらこうなってたんだよ
太宰治
「ふ〜ん…」
太宰治
「それにしても…」
サラッ
太宰治
身長はあの時から変わってないのかな
あなた
太宰治
可哀想に…生きてたら蛞蝓より身長が高くなっていただろうに…
いつの間にかあなたの背後に立っていた太宰は
あなたの頭を撫でながら哀れみの目を向けていた
あなた
…なに(睨
太宰治
おぉ怖い怖い
太宰治
まぁまぁ落ち着いて
あなた
僕は今兄さんと関わりたくないんだけど
太宰治
えぇ〜酷いなぁ久々の兄弟の再会なのに…
あなた
久々…まぁ確かにね…
あなた
じゃあ僕そろそろ行くから
グイッ
太宰治
待って待って
あなた
あなたはその場を立ち去ろうとするが
太宰に腕を引っ張られ立ち止まる
太宰治
私…まだ君に聞きたいことが沢山あるんだけど
あなた
…それが?
太宰治
だから私について来てくれない?
あなた
うゎ…
これでこの台詞聞いたの何回目…
てか今は本当に兄さんに会いたくないし…
もっと時間経ってから会おうと思ってたのに…
太宰治
さぁ行こっかあなた(ニコッ
あなた
うわぁ…(引き
あなた
最悪だ(ボソッ
森鴎外
ねぇ二人とも私のこと見えてる?
夜空ルミ
next…!

プリ小説オーディオドラマ