と、ちびちびとコーヒーを飲みながら言う。
今私がいるのはセカイにあったカフェ。
そこで、ミクに相談をしているのだ。
ちなみについさっきまでは、小豆沢さん達が、私がここに来たことについて説明をしてくれていた。
そしてカフェを出る。
行動が早い。
おかげでコーヒーを一気飲みする羽目になったじゃないか。
…これはちびちび飲んでた自分のせいか。
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歌い終わった後。
たまたま課題曲が私の大好きな曲なのもあってか、上手く歌えてたようで褒められている。
照れくさいけど、たまにはいいな。
歌うのって、やっぱり楽しい。
もうあの頃と違ってアイドルなんて目指してないから歌の練習もしてなくて、久しぶりに歌ったけど。
気持ちよくて、楽しかった。
だからなのだろうか。
こうやって、歌う楽しさに浸って、
なんというか…気持ちが昂っていたから?
だから…
ガガッ
─だから、まともな判断も出来なかったんだろうか?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。