第16話

歌おう!
2,017
2021/01/16 10:54
杏
…というわけなんだけど。
どうやって想いを見つけたらいいのかな
ミク
ミク
そうだなぁ…
みんなで歌ってみるとか?
(なまえ)
あなた
歌、ですか
と、ちびちびとコーヒーを飲みながら言う。
今私がいるのはセカイにあったカフェ。
そこで、ミクに相談をしているのだ。

ちなみについさっきまでは、小豆沢さん達が、私がここに来たことについて説明をしてくれていた。
彰人
彰人
じゃあ、今から俺たちが練習しようと思ってたんだけど…あなたも一緒に歌うか?
(なまえ)
あなた
よ、良ければ
杏
じゃあ決まりだね!ミク、ありがとう!
(なまえ)
あなた
あ、コーヒーご馳走様でした…!
ミク
ミク
うん。練習頑張ってね
そしてカフェを出る。
行動が早い。
おかげでコーヒーを一気飲みする羽目になったじゃないか。
…これはちびちび飲んでた自分のせいか。

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ミク
ミク
このセカイに来る想いを持った子は、4人だけ。…だったはずだよね…?
ミク
ミク
あの子は…。
どういうことなんだろう
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冬弥
冬弥
雨埼、歌上手いな…!
こはね
こはね
雨埼さん、すごいね!
(なまえ)
あなた
あ、ありがとうございます!
歌い終わった後。
たまたま課題曲が私の大好きな曲なのもあってか、上手く歌えてたようで褒められている。
照れくさいけど、たまにはいいな。
杏
ねぇねぇ、もう一曲歌おうよ!
こはね
こはね
いいね、そうしよう!
雨埼さんも、いい?
(なまえ)
あなた
はい!
彰人
彰人
じゃあ音源流すぞー
歌うのって、やっぱり楽しい。
もうあの頃と違ってアイドルなんて目指してないから歌の練習もしてなくて、久しぶりに歌ったけど。
気持ちよくて、楽しかった。
だからなのだろうか。
こうやって、歌う楽しさに浸って、
なんというか…気持ちが昂っていたから?
だから…
杏
あれ?音源、まだ?
彰人
彰人
いや、流れないんだが…

ガガッ
冬弥
冬弥
!?
こはね
こはね
な、何これ、地震!?
─だから、まともな判断も出来なかったんだろうか?

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