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第61話

ワタルとユタカの出会い。託されたタマゴ
32
2026/01/17 10:15 更新
ユノ
ユノ
えっと…ちなみにレッドさん…?
レッド
レッド
…… …… ……?
ユノ
ユノ
リザードンが何処へ向かってるか
もうわかってる感じですか?
レッド
レッド
…… …… ……!















































その後も引き続きユタカの行方を探し続け、

ユノの問い掛けにレッドは心配ないと

言いたげな視線でユノを見つめる。























































































ユノ
ユノ
《レッドさんとリザードンが居れば
大丈夫だよね…? 》
オンバーンも引き続きユタカさんの
カイリューの痕跡を辿って!
イーブイ
イーブイ
イブイ!
オンバーン
オンバーン
オーン!



































































イーブイの乗せたオンバーンもまた、

引き続きユタカのカイリューの痕跡を探し続ける。











































































ワタル
ワタル
レッド…?
レッド
レッド
…… …… ……?
ユノ
ユノ
えっ…? カイリュー…?
…いや、でも…。
《ユタカさんの…じゃない…》
































































するとユノ達の背後から現れたのは、

カイリューに乗ったワタルだった。






































ワタル
ワタル
レッドも探してるのか?
最近多発し続けている、
ポケモン泥棒の行方を…
レッド
レッド
…… …… ……
ユノ
ユノ
えっ…ポケモン泥棒?!
ワタル
ワタル
ん…? 君は…?
ユノ
ユノ
あ、初めまして! 私はユノ!
そして、私のイーブイと
オンバーンです
イーブイ
イーブイ
ブイッ!
オンバーン
オンバーン
オーン!
ワタル
ワタル
そうか。俺の名はワタル。
セキエイリーグチャンピオンで、
ポケモンGメンの一員でもある!
ユノ
ユノ
…貴方が…ワタルさん…。
そっか…だから居なかったんだ…。
ポケモンリーグに向かっても、
ワタルさんが不在だから今は
バトル出来ないって言われて
追い返されちゃって…
ワタル
ワタル
…そうか…それはすまない…。
悪いが、今は戻れないんだ。
先程も話したように、ここ最近
何者かによってポケモンを
奪われる被害が多発していてね。
ポケモンGメンの一員として、
見過ごすわけにはいかないんだ



































































ワタルから事情を聞き、ようやく今の状況を

少し理解したユノ。
























































ユノ
ユノ
え、じゃあレッドさんも…?
レッド
レッド
…… …… ……
ユノ
ユノ
なるほど。事情はわかりました




















































































































ユノ
ユノ
って事はユタカさんも…?
ワタル
ワタル
えっ…? ユタカくんだって?
ユノ
ユノ
…? ワタルさん、ユタカさんを
ご存知なんですか…?
ワタル
ワタル
ご存知も何も、彼が連れている
カイリューを託したのは俺だからね
ユノ
ユノ
っ?! そうだったんですね…。
不思議だなって思ってました。
あれだけイーブイの進化系ばかりに
拘っていたユタカさんの手持ちに、
カイリューが居た事に…
ワタル
ワタル
考えを改め直して欲しい。
そう思ってね。俺は彼に
ミニリュウのタマゴを託したんだ
ユノ
ユノ
《以前、シオリさんから話は
聞かせてもらっていたけど。
当時のユタカさん、本当に
荒れていたんだな…》
ワタル
ワタル
ん…? 君のイーブイ、ユタカくんの…
ユノ
ユノ
…捨てられていたので。
今は私がこの子のパートナーです
イーブイ
イーブイ
ユノ
ユノ
私の姉…ユマっていうんですが、
今はカロスに居て…それで…
ワタル
ワタル
そうか。君はユマの…。
どうりで似ていると思ったよ
ユノ
ユノ
姉の事も覚えてて下さったんですね
ワタル
ワタル
あぁ、もちろん覚えているさ。
彼女のカメックス達もまた、
よく育てられていたからな。
それに、君の話も以前ユマから
聞かせてもらったよ

































































_____________________


































































〜セキエイリーグ〜















































































それはユマがまだカントーに住んでいて、

当時四天王だったワタルとの対戦後…。














































ワタル
ワタル
お見事だよ! ユマ!
ユマ
ユマ
ありがとうございます!
頑張ったわね。カメックス!
カメックス(ユマの)
カメックス(ユマの)
カメッ!
ユマ
ユマ
ワタルさん、私には妹が居ます。
7つ年下の。もし妹も私と同じ
トレーナーになったら、その時は…
ワタル
ワタル
君の妹か! それは戦うのが楽しみだ!
もちろん、いつでも相手になると
君から伝えてあげてくれ!
ユマ
ユマ
はい、ありがとうございます!


































































ワタルには姉のユマからユノについて

予め伝えていた…。
































































































_____________________







































































































ユノ
ユノ
それでワタルさん…多分ですが、
私の知ってるユタカさんなら
最初はイーブイじゃないタマゴは
受け取らないかと思いました…
ワタル
ワタル
…確かに最初は断られたさ。
無理強いするつもりもなかったし、
彼が必要としていないのであれば、
シオリさん、彼のお姉さんに
引き取ってもらう事も考えた
ユノ
ユノ
シオリさんには私も以前、
お世話になりました。
《ユタカさん、シオリさんには
頭が上がらないのかな…》

































































_____________________






























































































ユタカ
ユタカ
そんなんじゃダメだ!
バトル舐めてんのか?
サンダース
サンダース
サン…
ユタカ
ユタカ
…ったく…
ブラッキー
ブラッキー































































ポケモン達に厳しい特訓を強いていた当時のユタカ。







































































































ワタル
ワタル
…以前にも君とよく似た
トレーナーに会った事がある。
まさか他にも居たとは残念だよ。
君にもポケモンへの愛情と
信頼が足りていない
ユタカ
ユタカ
俺達の事は放っておいて下さい!
これは俺達の問題です。
ワタルさんには関係ありません

































































そんなユタカと偶然出会ったワタル。


























































ふーん…ポケモンに対して
そんな接し方する人が居たなんて。
はっきり言って、見てらんないわ
ワタル
ワタル
…ミナミ…やめるんだ



























































そこには、ワタルと同じポケモンGメン仲間の

ミナミと、パートナーのボーマンダの姿も。



























































































ミナミ
ミナミ
確かに私達には関係ないわ。
貴方なんかのポケモンになった
その子達が可哀想だけどね
ワタル
ワタル
ミナミッ!!
ミナミ
ミナミ
好きにしたら? その子達が
不幸になってもいいならね。
…いくわよボーマンダ
ボーマンダ
ボーマンダ
ボ〜

































































ユタカと向き合おうとするワタルとは対象的に、

ミナミは呆れてボーマンダと共に飛び去った。




























































ワタル
ワタル
すまない。ミナミにも
悪気はないんだ。言葉はキツいが、
ポケモンに対する愛情は深い
ユタカ
ユタカ
…別に。俺には関係ありません












































当時のユタカは、ワタルに対しても

反抗的な態度をとり続けていた。












































































ワタル
ワタル
でも、そのブラッキーは…
ユタカ
ユタカ
ブラッキーが何ですか?
俺の事を唯一理解してくれる
1番の相棒には違いありませんが
ワタル
ワタル
ユタカ
ユタカ
…用がないならさっさと
何処かへ行ってくれませんか?
















































ユタカとブラッキーの姿を見たワタルは…。




































































ワタル
ワタル
確かに他のポケモンへの
愛情と信頼は足りていない。
だが、少なくともブラッキーからは
愛情と信頼が感じられる。
ユタカくん、君には見込みがある。
…いつか君にもわかる日が来る






























































































ワタル
ワタル
…このタマゴが、少しでも
君自身が変わるきっかけに
なると俺は嬉しいけどね…



































そう言ってワタルが渡したポケモンのタマゴ。
































































ユタカ
ユタカ
《ポケモンのタマゴか。
…いや、待てよ。ワタルさんは
確か、【無敵のドラゴン使い】と
呼ばれてる…って事は…》
ワタル
ワタル
予め言っておく。それは
イーブイのタマゴじゃない
ユタカ
ユタカ
《…やっぱり…》
…だったら要りませんよ。
俺はイーブイの進化系で最強を…
ワタル
ワタル
…どうするかは君次第だよ。
本当に育てる気がないなら、
誰か知人にでも譲るといい



































































こうしてワタルから託されたタマゴから、

後にミニリュウが生まれたのだった。






































































































_____________________































































































































ユノ
ユノ
そんな事があったんですね。
でもユタカさんはタマゴを
手放さずにちゃんと孵して、
カイリューに進化させて…。
あのカイリュー、ユタカさんが
大好きなんだなって見ていて
伝わってきました
ワタル
ワタル
俺も驚いたよ。あのタマゴから
立派なカイリューに…
レッド
レッド
…… …… ……!
ユノ
ユノ
…? レッドさん…?
どうかされましたか…?
リザードン(レッドの)
リザードン(レッドの)
リザッ!
ユノ
ユノ
…!?
《リザードンの速度が上がった。
…って事は…》












































































ワタルと話していると、レッドのリザードンの

飛ぶ速度が上がっていくのだった。

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