んん…
正直言ってヒントをもらってもわからない私。
まだ卒業式まで時間がある。
だから大丈夫…
そう落ち着かせてたのに。
先生「1番さん。あのねもうすぐ2番君の監禁されてる部屋が取り壊しになっちゃって。だから今日の夕方にはもう…ね。
謎解けた?」
嘘でしょ。最悪だ。まだ何にもわかっていない。
1「いえ、まだ…」
先生「そっかあファイト!」
1「ええ…」
先生「じゃあもう戻って☆」
1「…失礼しま、した。」
────────
先生(はぁ、これが最後の…ヒントだよ。1、お願いだから気づいてくれ)
他の先生「先生??どうしたんですか?笑また、生徒が?」
先生「あ、いえ、何とも…」
────────
今日…急に言われても
途方に暮れる1番
張り紙「 地下室 取り壊しの件 …〜」
1「そう言えば取り壊しって言ってたな…え、?」
そこには先程先生が言っていた2番の監禁されてる部屋が取り壊しになると言っていた…
1「地下室!?!?」
駆け出した___
間に合え、日は少し、傾いていた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。