ど、どうしよう~
解決策を考えているうちに友達が言っていたことを思い出した
そうだ…これならばれないよね?
笑いながら言ったが本当は凄くドキドキしてる。もしばれたら玲音くんとの友達の関係すら終わってしまうのは嫌だ
玲音くんは少し考えてから
と恥ずかしそうに言った
そして、ホッとしている私に向かって微笑み謝った
エヘヘと私が愛想笑いをしていると教室に次々と人が入ってきた。
皆玲音くんの友達だった
もう他のクラスに広まってるみたいだ絶対にばれないようにしなきゃ…
悟られないように自然にしているとある声が聞こえた
それに同調する声が聞こえる
1人は日直が持っている日誌を借りにいってしまった
お願いだからやめてよ…
でもそんなこと言えない…言ったらばれてしまうからこのままばれるのも時間の問題か…
顔を赤らめながら玲音くんが言った
そうやって言う友達に玲音くんは笑いながら受け流してる。
やっぱり玲音くん好きだなぁ…
今日でもっともっと好きが深まった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!