宇宙船の最深部 、 第七師団団長室 。
そこは銀河の星々が窓の外を流れる 、 美しくも残酷な鳥籠だった 。
背後から伸びてきた腕が 、 私の腰を強引に抱き寄せる 。
神威の顎が私の肩に乗せられ 、 編み上げた長い髪がさらりと頬を掠めた 。
神威の低い声が耳朶を震わせる 。 途端、腰を抱く腕に力がこもった 。
私の体をくるりと反転させると 、 冷たい窓ガラスに押し付ける 。
ひんやりとした感触と 、 神威の熱い体温に挟まれて逃げ場がなくなる
神威の大きな手が 、 私の両手首を頭の上で固定した 。
抵抗なんて無意味だと知っている 。
彼は私を壊さないように加減しているけれどその瞳の奥には 、
いつだって私を飲み込もうとする飢えた獣が潜んでいた 。
彼は私の首筋に鼻先を埋め 、 深く息を吸い込む 。
真選組の匂いなんて 、 もうとっくに消えているはずなのに 、
彼は執拗に鎖骨から胸元にかけて 、 真っ赤な独占の痕を刻み込んでいく 。
囁きながら神威の唇が私の耳たぶを甘く噛んだ 。
その瞬間 、 電流が走ったような熱が体に広がる 。
彼は満足そうに目を細めると 、
私の服のボタンを一つ 、 また一つと 、 焦らすように外していった 。
外を流れる星の光が 、 神威の琥珀色の瞳を怪しく照らす 。
私は 、 神威の腕の中で溶かされ自分という存在が神威の色に染まっていくのを 、
ただ受け入れることしかできなかった 。
冗談めかした口調の裏に 、 本物の狂気を滲ませて 。
神威は深い口づけで 、 私の呼吸をすべて奪い去った 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!