第4話

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2024/04/29 12:46





雲ひとつない快晴、心地よい風、鳥の鳴き声







朝に散歩するのも案外悪くない











公園に着いてからいつものベンチに向かう






昨日濡れていたベンチはすっかり乾いていた







ベンチに腰掛けてぼーっと空を眺める






時間が経つにつれて雲が少し出てきたり、かと思ったら消えていたり






太陽も少しずつ上に昇っていく様子を何も考えずに見ていた





ユンギ
ユンギ
あれ、ジミンか?
昨日の夜ここにいた
ジミン
ジミン
ぁ、ユンギ、さん?



人が近づいてきていることに全く気づかなかった






声をかけてきた人は昨日会ったばかりのユンギさんだった






ユンギ
ユンギ
奇遇だな
俺も散歩しに来たんだ







待ってろ と昨日と同じ言葉を言って公園の前の自販機に向かうユンギさん






またコーヒー飲むのかな





戻ってきてるユンギさんの手には缶コーヒーが握られていた






ユンギさんの分だけだと思ったら、もう片方の手には僕の分なのかペットボトル飲料を持っていた





僕の前に立ち止まると、持っていたペットボトルをすっと差し出してきた

ユンギ
ユンギ
ほれ、今日はサイダー
冷たくて美味いからな
ジミン
ジミン
昨日も貰ったのに今日も…
ありがとうございます、
ユンギ
ユンギ
気にすんな
誰かとのんびりするなんてあんましないからさ
ジミン
ジミン
そうなんですね、


横、座るぞ と一言言って隣に座るユンギさん






何かを話すわけでもなくただ隣に座ってくれる






なぜかわからないけど、無言の時間が辛くない






この人と一緒にいることが、なんだか心地いい





ユンギ
ユンギ
…ジミンはいくつだ?
ジミン
ジミン
僕ですか、?
今20歳、です、
ユンギ
ユンギ
若いなぁ…
俺はもう25のオッサンだな
ジミン
ジミン
オッサンだなんて…
まだ若いじゃないですか、
ユンギ
ユンギ
25になると分かるよ
オッサンの気持ちがなㅋ


フッと笑うユンギさんの横顔はとても可愛らしかった




肌も白くて、ツヤツヤで、何より横顔がすごくイケメン




いいなぁと思って見ていたらユンギさんと目が合った




ユンギ
ユンギ
お前、タトゥー入れてるんだな
ジミン
ジミン
ぁ、はい、、
手首と背中と横腹に、
ユンギ
ユンギ
そんな入れてるのか
俺はタトゥーも好きだがピアスだな



耳を見るとたくさんのピアスがつけられていた





僕もピアス開けてみようかな





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