第4話

第2話<出会い>
969
2024/02/25 10:01
ーめめんともり視点ー
篠森 愛芽
篠森 愛芽
よし、5分前に着きましたね
まずはあそこに貼り出されてるクラス表を確認しようかな。
…まぁほんとは知ってますけども!!


めめ村メンバーを探すついでにもなるし、
クラス表見ないなんて不自然だし…
見ない理由はないですよね!!ᕙ( ˙꒳​˙ )ᕗ



すたすたと歩き、クラス表が貼りだされている場所まで向かう。


…おっ

沢山の人の頭の間から、
緑色のさらさらしている髪の人を見つけた。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
あれは…もしかして…
ーiemon視点ー
茶原 伊江
茶原 伊江
あー…俺のクラスどこだよ……
俺はクラス表に書いてあるであろう自分の名前を探しながら、イラついた声で呟く。
くいっ


制服の上に羽織った、ジャージの袖を引かれる。
茶原 伊江
茶原 伊江
…え、誰?
???
???
…iemonさんですよね?
なんで俺がiemonだってことを知ってるんだ…?
めめ村ファンの方とか?


そんなことを考えるより先に、口が動いた。
茶原 伊江
茶原 伊江
めめさん
俺は振り返り、愕然として呟いた。



そこには、水色のインナーカラーが特徴の、
黒髪の綺麗な少女が立っていた。









ーめめんともり視点ー
茶原 伊江
茶原 伊江
めめさん
目を見開き、本当に驚いたようにぽかんと開けた口が面白くて、すこし笑ってしまう。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
よく分かりましたね、
声だけしか知らないのに……
茶原 伊江
茶原 伊江
…だって、1年以上は
声聞いてるじゃないですか
いえもんさんは、何故か少しムスッとして言い返す。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
まぁ、それもそうですね
私が納得しても、未だにムスッとしているいえもんさんがおかしくて思わず笑ってしまう。

すると、いえもんさんは私をじっと見てきた。
茶原 伊江
茶原 伊江
…あなたがめめさんなんですね
私の存在を確かめる言葉に、私は笑顔で答える。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
はい、そうですよ!
…あなたがいえもんさんなんですね?w
茶原 伊江
茶原 伊江
まぁ…はいw
謎の確かめ合いを終えて、
私は気になっていたことを聞くことにした。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
…ところで、
さっきイラついたような声を出してましたが、どうかしたんですか?
私が尋ねると、いえもんさんはため息をついて答える。
茶原 伊江
茶原 伊江
あぁ…クラス表に書いてあるはずの自分の名前が見当たらないんですよ
篠森 愛芽
篠森 愛芽
えぇ、それだけですか!?
沸点低くないですかね?w
茶原 伊江
茶原 伊江
いやいや、みんなこんなもんでしょww
                       そんなことはない(断言)
篠森 愛芽
篠森 愛芽
あー…そういえば、名前はなんて言うんですか?
茶原 伊江
茶原 伊江
あっ、言ってませんでしたね。
俺の名前は茶原伊江(ちゃはら いえ)です
篠森 愛芽
篠森 愛芽
伊江さん、ですね!!
じゃあ私も探すの手伝いますよ!
茶原 伊江
茶原 伊江
ありがとうございます!
茶原 伊江
茶原 伊江
…ってあ、まだめめさんの名前聞いてなかったですね。
名前なんて言うんですか?
篠森 愛芽
篠森 愛芽
…………
今ここで言うと、周りの人にすごい注目される…から、それは避けたい。


それに、いえもんさんと“友達”として過ごせる時間を、1秒でもいいから多く過ごしたい。




……という私の欲が八割は占めている思考を止めてから、私はいえもんさんに向き合った。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
ふふん、今は秘密ですっ!!
茶原 伊江
茶原 伊江
えっ、秘密…ですか?
篠森 愛芽
篠森 愛芽
はい!!というか後で分かるし、
別に良くないですか?
茶原 伊江
茶原 伊江
えぇ〜…wなんでだよww
篠森 愛芽
篠森 愛芽
いいからいいから!!
とりあえず早く探しましょ!!
茶原 伊江
茶原 伊江
はーいw
えっと、確かいえもんさんの入るクラスは『1年A組』


私もこのクラスで……

あと、ウパさんとラテさんもこの1年A組。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
…あった。これじゃないですか?
私が『茶原伊江』の文字に指を指せば、
いえもんさんは笑顔で頷いた。
茶原 伊江
茶原 伊江
あっ、ほんとだ!
めめさん、ありがとうございます
篠森 愛芽
篠森 愛芽
いえいえ〜!
いえもんさんの名前を見つけたふりをした所で、
ちょうどいい時間になった。

そろそろ教室に向かおうかな。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
では、私はこれd…
茶原 伊江
茶原 伊江
まって
Wow…
腕をガシッと掴まれて、私はきょとんと首を傾げる。
まさか引き止められるとは思わなかった。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
どうしました?
茶原 伊江
茶原 伊江
せっかくだから一緒に行きませんか?
というか俺、道覚えられてないんで
篠森 愛芽
篠森 愛芽
…えっと、別にいいですよ?
……いいんだけども…
篠森 愛芽
篠森 愛芽
い、いつまで手を掴んでるんですか?
茶原 伊江
茶原 伊江
あっ、すいませんっ
いえもんさんは慌てて、パッと手を離す。



__離れた熱に、何故か喪失感そうしつかんを覚えてしまった。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
いえ、全然、いいんですけど…
茶原 伊江
茶原 伊江
……
篠森 愛芽
篠森 愛芽
……
何故か小っ恥ずかしくなり、黙り込んでしまう。

……えっ、何この気まずい空間()
篠森 愛芽
篠森 愛芽
…行きますか
茶原 伊江
茶原 伊江
…そうですね
沈黙が解けて、ギクシャクしながら2人で教室まで向かった。
篠森 愛芽
篠森 愛芽
ふふっ、伊江さん、右手と右足同時に出してますよ
茶原 伊江
茶原 伊江
へっ!?あ、マジだ…
篠森 愛芽
篠森 愛芽
ふふふwww
茶原 伊江
茶原 伊江
もー、笑わないでくださいよ!w









ーあとがきー
おせちも
おせちも
あぅ……私の推しカプがてぇてぇしてる……
おせちも
おせちも
あえっと、2話!楽しんでいただけましたか?
なんか毎回同じこと言ってますねw
これからどんどんキャラクターが登場していくので、楽しみにしててください!!
おせちも
おせちも
これは長編(になる予定)なので、物語の展開も早い方だと思います。
結構めめ村メンバーの皆さんの過去とか、悩みとかも続々明かされていくので!
なんてったって15人分あるのでねw
一人一人考えるの大変でした……
おせちも
おせちも
では、ばいばい!!

プリ小説オーディオドラマ