図書館で勉強をしていると、五英傑が磯貝くん達に絡んでいるような声が聞こえた。、
E組ごときがこんなところで勉強しても意味無い。電気代の無駄だ。って。
でも、磯貝くんはずっと前から予約してた。いくらなんでも、そんな言い方は酷いんじゃない?
「じゃあ、テストの点数で勝負するっていうのはどうだ?」
私が磯貝くん達に近づこうとすると、周りが騒ぐ。
「ねぇっ、見て。あなたの名字先輩」
「うわすっげー美人」
「噂よりもよっぽど可愛いね」
でも、今となっては慣れっこね。
「ねえ、図書館では…静かにしてくれない?」
そう言って笑って見せたけど、本当は磯貝くん達に迷惑をかけないで欲しいだけ。
さらに畳み掛ける。
「この学校は、成績が全てだったよね。浅野くんよりも成績がいい私に、1教科しか能のない君たちは刃向かっていいのかな?」
あなたの名字 あなたの下の名前
国語100点 1位
数学100点 1位
理科100点 1位
社会100点 1位
英語100点 1位
その他特別教科全て100点 1位
五教科総合500点 1位
カルマくんを観察して手に入れた煽り能力。強いでしょう?
「それに私は、A組で仕事として授業を抜けたりすると白い目で見られるから居心地悪いの。私が戻らない理由の1位はそれだからね」
それでも負けじと彼らは言い返す。
「それじゃあ、君を抜きとした点数で勝負しようじゃないか。その他だったら、俺たちは命をかけてもいいんだぞ?」
そんなこと言っていいの?
磯貝くん達は反射的に、手元にあったシャーペンや定規などを首元や目のスレスレに当てる。
「命は…簡単にかけないほうがいいよ」
彼らは知らないけど、E組のみんなは暗殺の訓練を受けてるから。
「E組の人達を甘く見てると後悔するよ」
「それじゃあ、負けても文句言うなよ!」
1教科だけなら、みんなでも充分戦える。そのくらい、理解して欲しかったな。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。