# side - Nakamu
下校時刻。
体調もなんだかんだ落ち着き、保健室に迎えに来てくれたみんなと共に帰ることに。
無事、みんなのニックネームも決まった。
Nakamu、Broooock、シャークん、きんとき、スマイル、きりやん。
なんだか呼び慣れないし、聞き慣れないし、擽ったいけれど
うれしくて、たのしくて、幸せだった。
Broooockとシャークんは、うきうきでコンビニに向かう。
次々アイスを買い、コンビニの外に出る。
外の空気が美味しい。
道中でパピコを割り、Broooockに渡す。
2つならんだ公園のベンチ。
大人しくきんときときりやんの間に腰掛ける。
少し狭い。
みんなが黙々と開け始める中、俺もパピコの上部分を外して咥える。
シャークんの全力否定にみんなで笑う。
こうやって駄弁れる時間が、笑い合える時間が幸せで、みんなと出会えて嬉しいなって。
……それから、そういう気持ちを、ちゃんと伝えていかなきゃなって。
青空を見上げて、目を瞑る。
みんなの話し声が、笑い声が心地いい。
瞼越しに感じる日差しが暖かい。
微笑んで、1つしかない答えを口にする。
仲良くしてくれて、ありがとう。
これからもよろしくね。
___ Fin


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。