*14*
桐山「あぁもぉ〜ゴメン、、ホンマごめん、」
何度も「ごめん」を繰り返しながら、
泣いてしまった私を抱き寄せた。
それは、久しぶりの感触だった。
背中をポンポンと、優しいリズムが刻む。
あっくん//……あったかい…
桐山「小瀧にめっちゃ怒られたわ。、、デッカいくせに温厚な、あの小瀧が。、、ふふっw」
あっくんは嬉しそうに、怒られた事を話し始めた。
桐山「フッたんやろ?、小瀧のこと?」
あなた「え…う、うん。」
桐山「 “イケメンで高身長で優しくてオモロくて勉強も運動もできる俺が、振られたんやぁ!” “ お前も素直になれやぁ!あなたちゃん幸せにしたれやぁ!” 、、、やってw」
あなた「そう、なんだ……でも、、、」
桐山「ん?」
あなた「、、無理して来なくても……あっくん、あの子が好きなんでしょ?、」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。