第6話

🐯
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2024/05/19 15:00










  🐮said













  ある日のことだった。

  俺がこのデビューを目指そうと思ったのは

  これがきっかけ。

















  あなたと一緒に来たライブでのことだった。















u
ジョンファナすごかったね!









  そう目をキラキラさせて俺に報告する

  あなた、

  これは小さな頃から変わらない。













  この子の笑顔は俺が1番好きな笑顔。














  そしてずっと守っていきたい笑顔。













  これに対しては恋愛感情などひとつもない。














  ただ、彼女は俺にとって“家族”として愛しい

  居なくてはならない存在だ。














  小さな頃から親が共働きで育ってきた

  あなたは実親からの

  “家族愛”

  だなんてものはほとんどもらってきてない














  だから俺ら家族があなたを守ろうと。















  それは一旦置いといて、













  あなたと来たライブで

  お手洗いに行っている時だった。














  女性のお手洗い場は混んでいて

  あなたを待っていた時だった。















  『あの,,,少しお時間よろしいでしょうか』














  そう尋ねられた。

  












🐮
🐮
人待ってるので。







  




  そう言っても

  「少しだけ考えていただけないですか?」

  「気になりましたらご連絡ください!」

  「こちらで対応します!」

















  と半強制的に渡された名刺を見てみると

  スカウトだった。




















  もしアイドルになれば、

  あなたはなんていうだろうか、















  きっとすごく応援してくれるだろう














  そんな気持ちでスカウトを受けたのが

  この始まりだった。

















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