第13話

*【五日目】
241
2021/08/03 01:56
両面宿儺
両面宿儺
…聞きたい事はもう無いか?
禪院 真希
禪院 真希
…私にはずっと疑問に思ってる事があんだけどよ…
両面宿儺がそう言うと、禪院真希が顔を顰めながらそう言った。他の者達はハテナマークを頭に浮かべている。禪院真希だけが疑問に思っているのだろうか。
禪院 真希
禪院 真希
…このゲーム、お前は参加者達は死んでないって言ってただろ。
私達以外は何処に居るんだ??私達以外の参加者達は。
禪院 真希
禪院 真希
私が処刑された時、銃には睡眠薬の弾が入ってただけで死にはしなかった。
それに、棘の死体だって嘘だろ??
禪院真希がそう言う。両面宿儺はまたしても、戸惑いも持たずに淡々と喋った。禪院真希が疑問に思っていた事、全てに答えた。
両面宿儺
両面宿儺
お前ら以外は『現実世界』で寝てる。このゲームは『夢の世界』とでも思っておけ。お前らも『現実世界』では寝ている事になっている。
両面宿儺
両面宿儺
そして…







死体は偽物フェイクだ。
ちゃちゃっと偽の体を創って血糊をぶちまけただけだがな。
両面宿儺はケラケラ、と笑いつつもそう言っている。他の者達は唖然としていた。
だが、急に両面宿儺は真顔になる。そして、また、アンノウンを操作する時と同じく指を動かす。
ゲームマスター
ゲームマスター
…現実世界に戻れ。
なに、戻る様の弾だって用意してある。
アンノウン…否、両面宿儺がそう言う。アンノウンは懐から銃を五つ・・取り出した。
そして、タンッ、タンッ、と会議室に銃声だけが響く。



パタッ、と参加者達は倒れ、居るのはアンノウンと両面宿儺だけになった。











そして、両面宿儺は妖しげな笑みでアンノウンの事を見つめていた。
両面宿儺
両面宿儺
…さて、面白い物を見せてもらった。
お前の体もちゃんと戻しといてやる。
ゲームマスター
ゲームマスター
それはどーも。
それにしても良くあんな嘘つけたね。
両面宿儺
両面宿儺
まぁな。
お前はまだ残るか?
ゲームマスター
ゲームマスター
嗚呼、もう少しだけ堪能しておこうか。お前・・は戻るか?
両面宿儺
両面宿儺
否、俺ももう少し堪能しておくか。第一、お前は俺が戻ったらこの世界から一生・・出られない・・・・・だろう。
ゲームマスター
ゲームマスター
…言うと思ったよ。
まぁ、時間はこの世界では・・・・・・無限にあるさ。じっくり堪能しておこう。
アンノウンと両面宿儺の愉しげな声だけが、会議室中に響き渡った。
何時の間にか残っていた参加者達の体も消えており、会議室にはアンノウンと両面宿儺だけになっていた。





ゲームマスター
ゲームマスター
…さて、後もう少し・・・・の命、愉しんでおこうか。
両面宿儺
両面宿儺
…そうだったか。お前、仮にも死刑対象だったな。

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