第9話

第6話
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2023/08/09 13:34
姫子
カフカさん達、星核ハンターがあそこまであなたの偽名を仲間にしたいなんて
姫子
...少し不思議ね
パム
姫子!
姫子
あら、パムどうしたの?
パム
さっきカフカが来たと丹恒から聞いたのじゃが大丈夫だったか?
姫子
えぇ、大丈夫よ
姫子
心配してくれてありがとう
パム
ふふん、この列車の車掌だからな!
丹恒
姫子さん!
丹恒
あなたの偽名は...
姫子
...残念だけど、もう行ってしまったわ
姫子
だけど、彼女からこの手紙を丹恒にと渡されたの
丹恒
...
姫子
...行きたいなら、行ってらっしゃい。事を済ませたら、また列車のみんなと一緒に旅をする、そうでしょ?
丹恒
...あぁ
丹恒
ありがとう、姫子さん。行ってきます
丹恒視点


丹鼎司
丹恒
(持明族の蜃影...過去の影はまだ消えていなかったのか?)
あなたの下の名前達視点
あなた
本当に...来てくれますかね?
カフカ
大丈夫、あなたの下の名前の手紙なら必ず来てくれるわ
あなた
...なら良いのですが
あなた
...(気まずい...)
あなた
あ、あの!カフカさん...私が持明族というのは本当なんですか...?
カフカ
...えぇ、そうよ
カフカ
貴女は、幼い頃ここ羅浮を出て、他の星に行ったんですもの
カフカ
お父さんと一緒に
カフカ
...でも、何か理由があって、またここ羅浮に戻ってきて脱鱗をしたんだと思うわ
あなた
へぇ...
あなた
刃さんは何か知っていたりしますか?
...あなたの下の名前の親の顔が少し、丹恒に似ていた
あなた
え...と...
あなた
...それってつまり、私は丹恒さんの親族である可能性が高い...と
そうだ
丹恒の代わりに、と思ったが初恋の相手だからな...
カフカ
ふふ、刃ちゃんに恋心というものがあるなんて。少し驚きだわ
からかうな、カフカ
あなた
ふふ、お二人って仲がとても良いんですね
あなた
懐かしいな...
あなた
昔、誰かと一緒にカフカさん達みたいに色んなことを喋ったり、遊んだりしたな...
ズキッ
あなた
っ...
カフカ
あら、どうしたの?大丈夫?
あなた
大...じょ...
ズキン
あなた
ぅっ...
カフカ
..."聞いて"、無理に思い出さなくていいのよ
あなた
...はい
丹恒視点
丹恒
...無事であってくれ
懐かしい、よく3人で隙を見ては遊んでいた
遊んでいる途中、景元という少し年下ぐらいの男の子と出会ってからは、4人に増えたんだったな
本当に懐かしい。
だが
丹恒
...だが、あなたの下の名前...という名前だったかな、その子が父親に引きずられ無理に違う星へ行ったんだったか
丹恒
...あなたの下の名前...?
丹恒
っ...!なら、尚更大切な人だ
丹恒
一生守る。何があろうとも

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