あらすじ
何かお金が出て来た
以上
私の手には、お金が握られている。
しかも札束……
先程、「お金が有ればな……」って思ったもんね。
確かに強力だけども。
私がこの世界に来た理由。
それは、推しを見るため!(遠くからこっそり)
武装探偵社に行く?でも、推しと関わるなんて出来ないし……。
「キャアアアアー!」
何だかナイフを持った男性が走って来る。
男性は、私を見ると走って近づいてきた。
あれよあれよという間に、私は人質にされてしまった。
周りの人々がざわざわと騒ぎ立てる。
国木田さん、実際に見るとかっこいいな……
あんなに犯人へ向かって行ける人なんて居ないよ。
太宰さんだ。あのおちゃらけた時と真剣な時のギャップが最高なんだよな……
しかも高身長だし、イケメンだし……
敦君は、実際に見ても可愛いな。
いつも太宰さんの世話、お疲れ様です。
あの子……神様が云ってた夢主枠の子かな?
私の手元に、即効性の麻酔薬が入った注射が現れる。
最悪、此れで何とかできるだろう。
夢主さんが眠れと云った途端、私を捕まえていた男性が倒れた。
どうやら寝ているらしい。
話し掛けられて驚いた拍子に、手から注射器が落ちた。
太宰さんが注射器を拾うとする。
注射器に太宰さんの手が触れた途端、異能無効化が発動し、跡形もなく注射器は消え去った。
やばいやばい、テンパって来ちゃった……!
やっぱり、引きこもりの私に推しと喋る資格なんて無い!
全速力で逃げ出す。
シュンッ
気づいたときには、路地に居た。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。