第83話

82話   会いたかった
283
2026/06/18 07:00 更新



  鬼玉依様!

  9回目のスポライありがとうございます!



  零下様!

  スポライありがとうございます!



  TMプリン様!

  スポライありがとうございます!



  めっちゃくちゃ嬉しいです!

  そんでは本編どうぞ↓↓↓
あなた
ねぇ! 今なんて言ったのよ!
あなた
押都さん!!
押都 長烈
なぜ知らない
押都 長烈
あの雑渡昆奈門が死にかけているのは、周りの城にも知られている
押都 長烈
なのになぜ、お前が知らないんだ
あなた
質問に答えて!
あなた
どうしてあの人が死にかけることになったのよ!
あなた
あの人は強いはずでしょう!?
押都 長烈
あぁそうだ、小頭は強かった
押都 長烈
だが、任務中に起きた爆発に飛び込んだ
あなた
…飛び込んだ?



  お互いの腕を掴んで

  力比べのようなことをしていると、



  また遠くから誰かの “ 色 ” が視えた


山本 陣内
押都殿! 曲者を捉えた、か…
あなた
山本さ…っ!



  山本さんに気を取られている間に、

  足をかけられて地面に押さえつけられた


あなた
うぐっ…!
押都 長烈
いかがいたしますかな、山本殿



  背中を膝で、頭を手で押さえつけ、

  私は身動きが取れなくなった


山本 陣内
なぜ…
山本 陣内
なぜお前が、今更ここに…



  先程の山本さんの「曲者」という言葉から考えると

  お城に近づいている私の存在は



  きっとたくさんの忍びに知れ渡っている


あなた
( 二人から…どうしようもないほどの “ 怒り ” が視える… )



  私は雑渡さんが死にかけている理由も、


  誰が死にかけさせたのかも分からない


あなた
…お願い
山本 陣内
あなた
会わせてちょうだい…
あなた
あの人に危害を加えたりしないから…
押都 長烈
……
山本 陣内
どうする(矢羽根)
山本 陣内
私は信用してもいいと思うがな
押都 長烈
……
あなた
…?



  ずっと目配せをしている


  なにか情報交換でもしているのだろうか


押都 長烈
…曲者なことに変わりはない
あなた
がはっ…!



  お腹を強く蹴られて、口から唾液が出る



  容赦がない



  知人だからと、少しだけでも

  加減してくれたりしないものだろうか


押都 長烈
報告だ
押都 長烈
城へ戻るぞ
山本 陣内
…承知
あなた
……



  押都さんの肩に担がれたのを確認して、


  揺らぐ頭に耐えられずに意識を手放してしまった












































































































あなた
……



  ゆっくりと目を開けると、そこは和室だった



  畳の上で、拘束されずにゆったり寝転がっている


あなた
ぁ…



  何かがおかしい



  私を曲者と判断したのなら、

  どうして拘束しないのだろう


あなた
( お腹痛い… )



  押都さんに蹴られたお腹がまだ痛い


  一体どれだけの力で蹴ったのやら


あなた
……え



  そんなことを呑気に考えながら

  立ち上がろうとした瞬間、



  全身に “ 灰色怪我 ” を纏っている人が見えた



  その “ 灰色 ” の奥には、

  私が一目見た時から綺麗だと思っていた



  “ 空色 ” が……


あなた
雑渡さん…?
雑渡 昆奈門
ヒュー……ヒュー……
あなた
ざ…



  恐ろしいと、ここまで思ったのは初めてだった



  全身包帯で巻かれていて、

  あんなに美しかった顔はもうどこにもない


あなた
雑渡さん…



  ゆっくりと近づいて、

  布団で目を瞑っている雑渡さんに声をかける



  天井を見上げると、

  “ 白色 ” が佇んでいるのが見えた



  押都さんだ


あなた
( 危害を加えないかを見張っているのね… )



  そんなもの今はどうだっていい



  今はとにかく、この人が無事なのかを…


あなた
ねぇ、雑渡さん…
雑渡 昆奈門
ヒュー……ヒュー……
あなた
久しぶりね、私の事覚えているかしら
あなた
私よ、花守あなたよ
雑渡 昆奈門
……



  身体の反応は無かった



  多分、一ミリでも動かしたら

  耐え難いほどの激痛が走るのだと思う



  それでも、“ 色 ” の変化は見られた


あなた
何年も来れなくてごめんなさいねぇ
あなた
あなたのお見合いはどうなったのかしら
あなた
水蓮さんのお姉さんと、ちゃんと婚約できた?
雑渡 昆奈門
……
あなた
もう随分日が高くなってしまっているけれど、明け方に押都さんにお世話になったのよ
あなた
酷いわよねぇ、力いっぱい私のお腹を蹴ったのよ
雑渡 昆奈門
……
あなた
…ねぇ、雑渡さん



  決して反応はない



  私の声に応えるように目を開けてくれる、

  なんてことはない



  でも、絶対に聞こえている



  だって、そうでもなければ

  こんなにも “ 色 ” は反応しない


あなた
あなたは私を怒っているかしら
あなた
数日で戻るって言ったくせに、8年もかかってしまったもの
雑渡 昆奈門
……



  裏返ってきた声を、

  雑渡さんは分かっているのだろうか


あなた
ねぇ、雑渡さん…



  とうとう目から涙が溢れ出てきてしまった


  ポタポタと音を立てて畳に落ちた


雑渡 昆奈門
……
あなた
…!



  全身に包帯を巻いているほど、

  こんなにも濃い “ 灰色 ” を滲ませているほど、



  重い火傷を負っているのにも関わらず、

  雑渡さんは目を開けてこちらを見てきた



  その “ 灰色 ” の中から、

  胸の真ん中にうっすらと “ 桃色 ” が顔を出した


あなた
雑渡さん























































































































































































































あなた
会いたかった…!

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