いや…私は別に2回目とかでもいいんだけど…
あんまり乗ってないの思い付かないし…。
その時、私達が来ていたエリアがアドベンチャ
ーランドだったことを思い出した。
あ、それなら…!
私はスマホの画面を皆に見せた。
ググググ
グググッ
ググゥ
ここが地獄か……((
いいよ……誰でもいいって……
というかそんなことで争う必要ある!?(切実)
他の人達めっちゃ微笑ましい目で見てるじゃん!!(
恥ずかしい!!!!((
グイッ
とそのまま…私といるま先輩が前で、
後ろに4人がぎゅうぎゅう詰めで出発した。
見てないことにしよう(
そうだ。いふくん達は今日が初めて……と言っても
過言ではないくらいに久し振りなのだ。
そんな大切な日を、私は楽しんでもらいたい。
いきなり私の両手を掴み、先輩は自分の頬に
触れさせた。
………え?????((
というか私が言った相手っているま先輩じゃ
なかったんだけどなぁ!?!((←
私が少し肌寒く、くしゃみをしてしまうと…いふくん
は、自分が着ていたコートのような物を
私に貸してくれた。
いふくんは私の服を引っ張って、4人からどんどん
離れて行っている。
ちょ、足速いんだって…((
私が話し掛けると、いふくんは走るペースを落として
こちらに向き直ってくれた。
このような黄昏時は、人の顔が見えずらくて
いふくんの顔もよく見えない。
涼しい風が通り抜けて、私達を追い越した。
パーク内は、大体が照明に照らされているけれど、
所々…暗いところがある。
私といふくんは、そこにいる。
人の目って、気にならなくなるんだなぁ。
これが、良いことなのか悪いことなのかは
考えるだけ無駄なんだと思う。
……なんだか、ないこもそんなことで…
悩んでたりしたな…。
いい加減に答えを出さなきゃなのかな。
私といふくんは、お互いの目を見ずに、
人の歩く様子を眺めていた。
ふと、私の視界は覆われて、
私は少しだけ硬直した。
いふくんの…イタズラなのか…な?
……だとすると、妙だな…。
私は軽く、一定のリズムでいふくんの背中を叩く。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。