第20話

☪︎⋆。˚✩
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2023/12/26 01:04
冬華
私はね










冬華
貴女とは違う穢れた人間なの
冬乃
え?
冬華
穢れた、薄汚い醜い存在なの
冬乃
何言ってッ
姉さんが?




そんなわけないでしょ





冬華
貴女の目の前にいるのは姉さんよ
冬華
冬乃ちゃんの前だからこそ
冬華
強く、かっこいい姉でありたいと、
そう思ってる
冬華
でも実際は弱くて、
冬華
誰も助けられない
冬華
情けない人間だから、
冬華
だから今の私は、冬乃ちゃんの隣にいる資格なんてな((







冬乃
は?
冬華
ッ…………
A組
(え゙ッッッ?!)
冬乃
訳が分からない
冬華
……?
冬乃
誰が言ったんだよ
冬乃
薄汚い?醜い?
冬乃
それがどうした
冬乃
気にすることなんてない
冬乃
貴女がそうなら私だって、みんなだって汚くて醜い人間よ
冬乃
ただ、そんなこといちいち気にする必要なんてない時間の無駄だ
冬乃
でも姉さんがそんな人間なわけない
冬乃
私にはわかる
切島 鋭児郎
おい一旦落ち着こうぜ?
上鳴 電気
喧嘩はよせ、な?
冬乃
ッ姉さんが











ッッッ







伝えろ、自分の気持ちをッ









A組
?!
轟 焦凍
冬乃……?
爆豪 勝己
………だァってろ半分野郎…














冬乃
冬華がッ私を1番大切に思ってくれていることくらいッ
冬乃
私はわかってるッッッ
冬華
……!
冬乃
姉さんが本当は寂しがり屋で、暖かくて優しい人だからッ
冬乃
みんなに心配かけないようにッ
冬乃
ひとりで無理してるのは分かるからッ
冬乃
だからお願いッッッ












もう、1人にならないで







私から離れないで













あなたをッ1人にしないからッ







冬乃
私を頼ってよッ
冬乃
冬華゙ッッッ
冬華
ッ〜〜!







その時、


姉さんは驚いたような


でも、なにかから解き放たれたような


そんな眩しいものを見たかのように目をぎゅっと瞑った


まるで腫れ物に触るかのように優しい声色で私にこういった







冬華
ッごめんね……ッッッ
冬華
あ゙りがとゔッ……!
冬乃
っ……





私よりも少し高い背の、




体温が低くてほんのり暖かい




なにかに怯えるように震えた身体をぎゅっとそっと、




私は包んだ






冬乃
ごめん、
冬乃
今まで1人にして、ごめん
冬乃
もう、1人じゃない
冬華
冬乃ちゃッポロッ





ギュッ




切島 鋭児郎
うぅ、感動だぜッ
上鳴 電気
泣けてくる゙ッ
瀬呂 範太
なんでお前らが泣くんだよ
八百万 百
おふたりとも、良かったですわね




冬乃
姉さん
冬華
、なに?
冬乃
帰ろう?
冬華
!うんッ






あ、







冬乃
姉さんって、
冬乃
家どこ?
冬華
あぁ、えっと……
冬華
……えっとね、
冬華
実はまだ前の学校の寮を使わせてもらってるの
冬乃
そしたらさ、私の家、くる?
冬華
!いいの?!
冬乃
うん!
冬乃
1人は寂しいから ニコッ
冬華
ッありがとう!













お母さん





私、また姉さんと一緒に過ごせるよ





もう大切な人を忘れたりなんかしない






絶対に─────



























相澤 消太
おはよう
A組
先生復帰早ぇえええ!
冬華
あら、中々騒がしいわね ニコッ
冬乃
だね……
相澤 消太
えー、
相澤 消太
体育祭が迫っている







まじで?



ヴィランにも襲われたばかりなのに、







冬乃
体育祭……?
A組
がっぽいのきたぁぁぁぁぁぁぁあ!




冬乃
(雄英の体育祭……)
自分の実力を知るチャンス






やるなら狙うは












1位

















みんな、ピリピリし始めたな




プロに認めてもらうために
冬乃
よし、



勝つぞ、私
すみません!バグが起こりririさんと同時に投稿することができませんでした💦失礼しました💦

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