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第6話

夕日
そうして…
私は2人と手を繋ぎながら帰り道を歩いた。

詠太の友達は奏と言うらしい。

私が、女の子みたいな名前だねって言ったら…
一瞬とてもショックな顔をして、よく言われる…と言って俯いた。

けど、なんだかその行動も可愛くて…
たくさんの人に好かれるだなって思った。
星華
星華
奏くんは…友達たくさんいるの?
奏
……いないよ。
えっ…
やばい…なんて事を言ったんだ私は。

もっとちゃんと考えて問いかければよかった…!

奏くんの顔…すごく暗くなっちゃった…
さっきの名前の事よりもとても暗い……
詠太
詠太
でも、奏くんは僕に初めて話しかけてくれた優しい人なんだよ。
星華
星華
初めて…?
詠太
詠太
え?
あっ…ううん!なんでもなッ_
星華
星華
友達いないの!?
詠太
詠太
っ……
詠太に…友達がいない!?
話しかけられたのは初めて!?

うそ…そんなに辛い学校生活送ってたの!?

知らなかった…あぁ、もう…
私、詠太の事何も知らなかった…
ただ知ってるつもりでいただけだった。
詠太
詠太
で、でも!
友達はいるよ!
奏くんがいるよ…!
星華
星華
……そっか
その言葉を聞いて、とても安心した。

その言葉を言う時の詠太の顔…すごく自身に溢れてた。
それに、さっきよ奏くんの行動を見たら…何度も奏くんは詠太を救ってくれたんだろう。

奏くんになら…詠太は任せられる。
奏
けど…俺なんかが友達なんて…
星華
星華
……奏くんでも、そんな風に思うことあるんだね。
奏
そ、それどういう意味ですか!
星華
星華
いや、なんでもないよw
奏くんが弱音を吐くなんて思ってもみなかった。

強気で、心強くて。
自分の意思を貫き通す

そんなイメージだった。
星華
星華
…2人が一緒なら安心。だね。
詠太
詠太
うん…!
奏くんがいれば、なんでもできる…!
奏
そんなに俺期待されてるの!?
……でも、俺も、詠太がいれば心強い。
…2人でワイワイ会話してるの見ると、心が和んだ。

平和だなって、思えた。
せめてこの瞬間だけでもそう思いたかった。

2人は話してるうちに早足になって私は後ろを歩く。

綺麗な夕日を私は立ち止まって見る。
こんなの…久々だ。

2人の声が遠くなり、聞こえなくなってしまうんじゃないかと前を向くと、ちょうど2人が振り返り…
詠太
詠太
姉ちゃん!
早く帰ろ…!
奏
早く行きましょ、星華さん。
星華
星華
…うん
奏くんは…姉さんから名前呼びに変わった。
距離が近づいた感覚がして…なんだか嬉しかった。

この平和な暮らしが…会話が。
いつまでも続いてほしい。

いや、出来れば詠太はもう少し友達を増やして欲しいかな…?

まぁ、私も人のこと言えないけど。

けど今は…詠太に奏くんがいるから。

それならそれで、いいかな。

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亜夢
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みなさんどうも!亜夢です!! 色々なジャンルの作品を書こうと思ってます! 亜夢の本棚と検索すると私の小説が出てくるので、是非読んでみてくださいね! 私の作品は、亜夢の本棚とタグを検索すれば出てきます! お気に入りや、いいねしてくれたらめっちゃ喜びまずw コメントよければしてくださいね(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु
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