第7話

ようこそ我が家へ
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2023/04/24 14:37


岸優太
岸優太
初めまして!
岸優太です。
これから俺と妹と弟がお世話になります!
平野紫耀
平野紫耀
ようこそ我が家へ!
今日からよろしくね!


岸くんたちの引越しは無事に終わり岸家は俺の家に住むことになった。

俺の家は広いから人が3人増えてもとくに問題は無い。

部屋だって余っているし、それぞれ個人部屋を用意できる。

妹さんと弟くんはこんなに広い家を見たことがないと玄関からリビングに入るまでずっとはしゃいでいた。

岸くんは騒がしくする兄弟たちに注意していたけれど、目をキラキラさせ興味深そうにキョロキョロと見渡していた。

本能には抗えなかったようだ。

3人の姿を見て、歳が離れていても兄弟なんだなって思った。

秘書
初めまして。
紫耀様の秘書をさせて頂いている者です。
仕事上、名前をお教えすることはできませんので私のことは好きなように呼んでください。
平野紫耀
平野紫耀
ちなみに俺は秘書さんって呼んでるよ。
岸優太
岸優太
秘書さん、よろしくお願いします!
秘書
よろしくお願いします。
妹様と弟様の面倒は私が見ますのでご心配なく。


秘書さんは未だ興奮状態の妹さんたちを連れて部屋の案内をしにいった。

岸くんは疲れたのかソファに座りぐったりとしている。

平野紫耀
平野紫耀
お疲れ様。
引越し大変だったでしょ?
岸優太
岸優太
まぁ、そうですね。
それもありますけど、まさか紫耀さんの家がこんなにも広いなんて思いませんでした。
平野紫耀
平野紫耀
わかる!すっごい広いの!
だから、一人暮らしの俺にとったら広すぎて逆に寂しいんだよね。
岸優太
岸優太
え、紫耀さん一人暮らしなんですか?
平野紫耀
平野紫耀
そうだよ。さすがにこの歳で実家暮らしはねぇ·····。
岸優太
岸優太
秘書さんは?
平野紫耀
平野紫耀
秘書さんには家族がいるから。
ちゃんと帰る家があるんだよ。
岸優太
岸優太
じゃあ·····彼女さんとか?
平野紫耀
平野紫耀
いないよ。仕事で手一杯だし、それに俺好きな人·····いるし·····ね。
岸優太
岸優太
え!?そうなんですか!!


岸くんは本気で俺に彼女がいたと思っていたようで、目を大きくしてとても驚いている。

俺の好きな人は岸くんだし·····ね。

平野紫耀
平野紫耀
そんなことより!片付けしよっか!
岸くんの部屋も紹介したいし!
岸優太
岸優太
あ、はい!
よろしくお願いします!


こうして俺たちは昼過ぎから夜にかけて、引越しの荷物を全て片付けたのであった。

ちなみに兄弟たちは遊び疲れてソファで寝てました。

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