結「なかなか会えなくて、寂しくないの？」

『……寂しい
けど、今は廉にとって大事な時期だから』

結「あなた、あんたはどこまでお人好しなの」

『そんなことないよ
廉が女の人と話してるだけでも嫉妬しちゃうもん』

結「それだけ永瀬くんが好きってことじゃん
私はいいことだと思うよ（ﾆｺｯ」

『結…ありがとう』

ﾋﾟｺﾝｯ

結「あ、ごめん！
お兄ちゃんに呼ばれた！」

『ふふ、やっぱ宮近くんは自由だね』

名字を聞けば分かると思うけど、結の兄はTravis Japanの宮近海斗くん。

結「自由すぎて迷惑 笑」

『早く行ってあげなよ
怒っちゃうかもしれないよ？ 笑』

結「それはない（即答
じゃあ行ってくるね！」

『行ってらっしゃい！』

結「呼んでくれてありがと！」

ｶﾞﾁｬﾝｯ

『 廉、会いたいよ … 』

その時、スマホの着信音が鳴った。

キミはシンデレラガール〜♪♪

この着信音にしてるのは1人だけ。

慌てて電話に出ると、聞きたかったあの声が。

『も、もしもし』

「あなた」

『れ、廉！』

廉「元気にしてる？
寂しない？」

『 … 寂しくないよ
だって、テレビで廉のこと見れるもん』

廉「そっか」

ｶﾞﾁｬｯ

廉「あなた〜」

『え、廉！？』

廉「ただいま（ﾆｺｯ」

『お、おかえり … ？』

廉「本当久しぶりやな 笑
会えて嬉しいわ」

『そうだね
てか、仕事はどうしたの？』

廉「速攻で終わらせてきた」

『わお
すごいね 笑笑』

廉「だって、あなたに会いたかったから」

『え、私に？』

廉「俺は全然会えんくて、寂しかったで（ｷﾞｭｯ」

『廉 … 』

廉「あなたは…寂しくなかったん？」

『……私も、寂しかったよ』

『…大好き』

廉「俺も」