第14話

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2019/06/02 10:23
部屋の片付けも中途半端なまま寝てしまっていた 。


起きてすぐスマホを確認してみると 既に午前8時半と記されていた 。
起き上がり 床に散乱している物を適当に片付ける 。


その度に出てくるものはやはり 思い出の品ばかりであった 。



「 そういえば この関係って終わらせ方わかんねぇよなぁ … 」


ふとそんな言葉を吐いてしまった 。


自分の中では終わらせたくないという気持ちもあった 。 それが何故なのかは全くわからない 。


その気持ちとは裏腹に

( 早くこの関係をなんとかしなければ 。 )


そんな思いが俺の中で葛藤していた 。






















悩みに悩み抜いた末に この関係を終わらせることにした 。


'' お互い自由に恋愛をしよう 。''


そう言えばいいものを 何かが喉に突っかかる 。


やけにスッキリしない 。


早く終わらせてしまえばいいのか 。 もう会わないようにすればこのモヤモヤは取れるだろうか 。


そう考えていると 気づいたら スマホの画面を開いていた 。


真っ先に出た言葉は


「 もう会うのはやめよう 」


その一言だった 。 言いたいことは山ほどあるのに何故かこの言葉しか出ない 。


何故かチクリと痛んだ俺の胸 。


お前の正体は一体なんなんだ ?












続く 。

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