口調不安定
キャラ崩壊注意
湊、右 明那、左
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今回はこの前のお話の湊くん目線です
まだ見てない方は前の話を見てから見ることを推薦します !
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それでは、いってらっしゃい !
新人に名前を呼ばれ、俺は適当に返事をする
席の近くに来ると俺は偽りの笑顔で接客する .
「 姫 」
俺が客をそう呼んでいる理由は単純で
名前を呼ぶのも覚えるのも心から嫌だから .
来んなよ
そんな気持ちをぐっと飲み込み、
俺はそいつが喜びそうな言葉を並べる .
分かりやすい作り笑顔と分かりやすい嘘をついても
こいつは俺の言葉を全て鵜呑みにして
また恥ずかしがった素振りを見せる .
そういって女は高い順に注文を済ませていく
こんな俺に貢ぐ馬鹿も世の中には居たもんだ .
申し訳なさそうに話すと大抵追加注文が入る
多分俺がお金に困ってるって言ったら1億はザラに集まるんだろう .
…
接客を始めてから数十分経ち、そう提案される
どうせいつものね、大体予想はついている .
どうでもいいけど、ここは1つ慎重に .
…
勝手に腕を組まれ女は俺に笑いかける
折角涼しいのにお前のせいで暑いんだよこっちは .
それっぽく返事をして俺も笑いかける
というか本当に香水臭い
鼻が捥げそう .
聞き飽きた言葉を並べて女は顔を近づける
ここまでされたら慎重になんて出来ない .
振り払うように女と距離を置く .
女はきっと
『 そういう関係 』を望んだ故の行動なんだろうけど
俺にはもう好きな人がいるから .
女は逃げるようにして人混みの中を進んでいった .
俺は職場に戻ろうと振り返る .
向こう側にいるのって明那?
俺の目には段々遠ざかって行く人が見えた .
明那が外にいるの変だし、多分気のせいだよね .
今日は早く帰って明那に話したい事がある
明那家で待っててくれてるかな?
俺は気合いを入れ直し、
職場に急いだ .
…
家に帰って話していた時、
突然告げらたその言葉
俺が1番聞きたくなかった言葉 .
頭の理解が追いつかないまま困惑する俺に
明那は優しく笑った .
どうだったでしょうか !
結構いい感じに書けました っ
バドエンじゃないんで安心しててください ♩
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( そろそろ新作だそうかな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。